中日、広島戦での奇襲作戦が注目を浴びる
中日ドラゴンズは6月28日、バンテリンドームで広島東洋カープとの試合に臨み、1－2で敗北しました先発投手の涌井秀章は6回を投げ、2失点という好投を見せましたが、打線は3回のボスラーによるタイムリーによる1得点のみで、全体として繋がりを欠いた打撃内容でした
試合終了後、CSフジテレビONEの『プロ野球ニュース』では、中日の9回裏に行った奇襲作戦に焦点が当てられました
この局面では二死一・三塁のチャンスを作り、山本泰寛の打席の際に三塁走者の尾田剛樹がホームスチールを試みましたが、その試みは失敗に終わりました
解説者の谷沢健一氏は、「山本泰寛はこれまで2安打を記録していたため、通常なら打たせる場面だと思ったが、井上監督は奇襲作戦としてホームスチールに賭けた」と語りました
また、尾田選手がリードを取った際に転んでしまったことにも触れ、相手の捕手であるハーンが冷静にプレートを外し、強い送球を決めた評価しました
もう一人の解説者、館山昌平氏もこの試みを評価し、「相手のピッチャーにとって、こういった局面で二塁に投げることが多いが、広島も同様の工夫を取り入れているため防御策も行われた」と分析しました
今回のような奇襲作戦は、近年のプロ野球でも話題に上るようになっており、特に日本ハムなどが成功を収めていることからも、他チームでも再現可能な手法と言えるでしょう
中日の広島戦での9回裏の奇襲作戦は、普通の戦術では考えられない難しい判断でした。このような大胆なプレーが試合にどのように影響を与えるのかは、選手や監督にとって経験が必要です。試合の勝敗は時にこうした細かい戦略に左右されるため、今後の試合でも同様のアプローチを期待したいところです。
キーワード解説
- 奇襲作戦とは？試合中に予想外の行動を起こすことで、相手チームの意表を突く行為を指します。
- ホームスチールとは？三塁走者が投球時にホームに向かって走り、捕手がボールを受ける前にホームベースに到達しようとするプレーのことです。
