この試合での立役者は、ドラフト2位ルーキーの佐藤柳之介投手（22歳）
敵地でのプロ初登板かつ初先発にもかかわらず、竜打線を相手に6回を投げ、85球でわずか2安打無失点の堂々たるパフォーマンスを示した
打撃陣でも注目すべきプレーが見られた
初めて4番に起用されたサンドロ・ファビアン外野手（27歳）が、10号の先制ホームランを含む全打点を稼ぎ出し、新井貴浩監督（48歳）の期待に応えた
試合は2-1で迎えた9回二死二塁の場面で一打同点のピンチが訪れたが、4番手投手ハーンが佐藤を一邪飛に打ち取ったのを見届けた佐藤は、安堵の表情を浮かべてハイタッチの輪に加わった
ヒーローインタビューに応じた佐藤は、プロ初登板での無失点勝利に「すごくうれしいです」と笑顔で答え、左翼に陣取った広島ファンから温かい声援を受けた
自身の初回は緊張したものの、投球内容は安定感抜群で、先頭打者岡林を内野フライで打ち取るなどしました
最多143キロの直球に加え、130キロ台のスプリット、カットボール、さらに120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブを効果的に駆使し、わずか3回に7番・山本から連打を浴びた2本の安打以外は、無失点で抑える好投を見せた
赤ヘル打線も佐藤の力投に応え、ファビアンが4回の一死から中日・松葉のカットボールを捉え10号先制ホームランを放ち、6回には二死三塁の場面でチェンジアップを左前へ運び、2点目の適時打を記録した
ロースコアの接戦で全打点を叩き出し、「どこでも自分のベストを出せるようにと思っている」と語った
佐藤は6回85球を投げ、被安打2で降板
7回以降は島内、栗林、森浦、ハーンの4投手リレーで逃げ切った
プロ初登板では初の三振を奪い、打席でも右前打でプロ初安打を記録
また、プロ初勝利も手にし、親元に記念球をプレゼントすることを約束した
新井監督は「初登板とは思えない落ち着きがあった」と驚きを隠せない様子だった
佐藤自身は「まずは1勝という目標を掲げていたので、次は2勝、3勝としたい」と冷静に今後の目標を語った
大卒即戦力として期待される22歳の左腕は、謙虚にプロでの基盤を固めていく
広島の佐藤柳之介投手は、プロ初登板で見事に無失点を達成しました。特に若い選手がこのような舞台で結果を残すことは、今後のキャリアに大きな影響を与えるでしょう。ファンにとっても彼の成長を見ることが楽しみです。
キーワード解説
- プロ初登板とは？プロの選手として初めて公式戦に出ることを指します。特にその選手にとって重要な出来事です。
- 無失点とは？相手チームが自チームに得点を取れないことを言います。投手にとっては非常に優れた投球内容を示すものです。
- ヒーローインタビューとは？試合で特に活躍した選手が試合後にメディアに対して行うインタビューで、試合の感想やプレーについて話します。
