広島のプロ初登板となった新人左腕・佐藤柳投手を前に、打線はわずか4安打に終わり、今季初の4カード連続負け越しを迎えた
これにより、中日の借金は今季ワーストタイの6にまで膨れ上がっている
井上一樹監督(53)は、投打の連携を求めたが、状況は依然として厳しい
初対戦の佐藤柳選手に対する打撃は、期待に反して振るわなかった
6回まで散発の2安打しか浴びせられず、得点圏に進めたのは2回の1度のみだった
この日、広島のルーキー左腕にプロ初勝利を献上する結果となった
井上監督は、「ずばぬけてスピードがあるわけではないが、投球の奥行きに振り回された感じ」と語る
佐藤柳選手の直球の球速は140キロ台前半であるが、テイクバックの小さな独特のフォームから繰り出されるスライダーやチェンジアップ、スプリットといった多彩な変化球が効果的だった
特に、効果的に織り交ぜたカーブは、打者にとって難敵となった
井上監督によると、18個のアウトのうち9個は飛球によるものであり、そのテクニックが功を奏している
この試合に至るまでに、中日は初対戦の先発投手に苦杯を喫している
例えば、6月4日のソフトバンク戦ではプロ3年目左腕の前田選手に抑え込まれ、同7日のロッテ戦では高卒3年目の田中選手に沈黙させられた
これらの対戦から中日の打撃部門は、対策を練っていたものの、「狙いを絞り切れなかった」と指揮官は苦言を呈した
中日の現状は打線が不振であり、新人ピッチャーに対しても攻略できない状況が続いている。特に初対戦の若手投手に対する対策不足が指摘されており、選手たちにはもっと調整が求められるだろう。これからの試合では、改善の余地があるだけに期待したいところである。
キーワード解説
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