ソフトバンクの杉山一樹、暫定守護神として活躍中

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ソフトバンクの新星、杉山一樹が守護神の座を狙う

ソフトバンクの杉山一樹投手(27)が、勝負の7月戦線に臨むチームの〝暫定〟守護神として圧巻のパフォーマンスを見せている

6月29日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦にて杉山は今季6セーブ目を挙げ、チームに貴重な勝利をもたらした

現在、杉山はリーグ最多の34試合に登板し、成績は2勝2敗6セーブ、10ホールド、防御率は1.07と、ブルペンのキーマンとしての役割を果たしている

セーブ機会が増えている中で、チームの正式な守護神であるロベルト・オスナが不振による再調整中のため、杉山がその役割を担っている

9回のプレッシャーを楽しむ杉山

29日のロッテ戦では、1点リードの9回を締めくくった杉山

2死から2四球を出して得点圏の走者を背負う厳しい状況もあったが、最後は自慢のフォークボールで小川龍成を空振り三振に仕留めた

杉山は「最後を締めくくれるというのは楽しい」と語り、メンタル面でも安定感を見せている

クローザーの条件を満たす技術

杉山は、8回と9回の登板における心境を語った

8回のマウンドは流れを味方につけるためプレッシャーが大きく、「9回はセーブかサヨナラ負けのどちらかなので、気軽に投げられる」と話した

他にも、彼は速いクイックモーションを持ち、打者に集中できる環境を自ら作ることができる

クイックモーションと投球フォームの改良
杉山が持つクイックモーションは、昨年春のキャンプでの投球フォームの改良から生まれたもので、その速さが走者を牽制することなく、打者に集中できる要因となっている

小久保裕紀監督も、その速さを高く評価している

杉山一樹は、守護神への道を進みつつあり、今後が非常に楽しみな選手である

「このポジションを目指している選手が多いので負けないようにしたい」と語る彼の意欲は、次代の守護神としての期待を高めている

杉山一樹選手の活躍は、彼の野球に対する姿勢を物語っています。クローザーとしてのプレッシャーを楽しみながら打者に集中する能力や、クイックモーションの速さなど、彼は守護神としての条件を着実に満たしています。今後どのようにスキルを磨き、さらなる活躍を見せるかが楽しみです。
キーワード解説

  • セーブとは?:試合の終盤にリードしているチームの投手が、勝利を守るために投げることで得られる記録のこと。特に、同点や勝ち越しのランナーを背負いながら無失点に抑えることが求められる。
  • フォークボールとは?:ピッチングで使われる投球の一種で、ボールが急激に落ちることで打者に打ちにくい球種。投手の多くが守護神としての武器として使用する。
  • クイックモーションとは?:走者がいる状況での投球動作の一つで、投手が素早くボールを投げる動作のこと。速いことで走者を牽制し、打者に集中できる利点がある。

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