6月7日の九州アジアリーグ・北九州下関との4軍戦(オーヴィジョンスタジアム下関)で、ソフトバンクのドラフト3位ルーキーである安德駿投手(23)が、育成3年目の山下恭吾内野手(20)の卓越した遊撃守備に感心する場面が見られた
この試合において、山下は五回まで毎回打球をさばき、チームを支える堅実な守りを発揮した
福岡県久留米市出身の安德と山下は、共に中学時代に軟式野球チーム「久留米ベースボールクラブGO AHEAD」に所属していた
安德はエースとして活躍し、山下は遊撃手としてその守備力に定評があった
彼らは卒業後、異なる高校へ進学したが、今年の春に再び同じチームメートとなった
「恭吾は中学の頃からぱっと見ても分かるくらい守備がうまかった
僕がこっち側(プロ)に行けるとは思っていなかったので、本当にうれしい」と安德は述べ、最速152キロの投球を誇る彼の喜びはひとしおだ
山下も「また一緒にプレーするとは思っていなかった」と笑顔を見せた
実は、彼らがプロで一緒にプレーするのはこの日が初めてのことである
安德は昨秋のメディカルチェックで右肘の炎症が見つかり、1月からスロー調整を行っていた
しかしその後、指の骨折により春の2軍戦に遅れを取っていた
山下も同様に体調不良の影響を受けていたため、両者のこの日の復帰が重なった形になる
彼らの立場は異なるが、目指す舞台は同じである
安德は「1軍で一緒に活躍したい」と強く語り、山下も「同世代で同郷というのもあって、一緒に頑張りたい」と心を寄せる
今後の彼らの躍進が非常に楽しみである
若手選手が共に再会し、同じ舞台で活躍を目指す姿は、プロ野球においても感動的なストーリーです。特に、共に中学時代からの友人であるだけに、彼らのこれからの成長と活躍に期待が高まります。両者の努力が実を結び、一軍での共演を果たす日が待ち遠しいです。
キーワード解説
- 遊撃手とは?プロ野球では、内野手の中でも特に守備の要とされるポジションで、主に打球をさばき、迅速な判断力と高い守備技術が求められる。
- メディカルチェックとは?選手の健康状態を確認するための検査で、体調の不良や怪我の際に重要な役割を果たす。
- 支配下選手とは?プロ野球における選手契約の一形態で、球団と選手との間で正式な契約が交わされ、試合に出場することができる選手のこと。

