広島・中村奨成が逆転の3号2ランを放ち、打線の復活を目指す

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(セ・リーグ、広島-ヤクルト、9回戦、2日、マツダ)ひと振りで試合をひっくり返した

「1番・中堅」で先発出場した広島・中村奨成が、1点を追う三回に逆転の3号2ランを放った

これは、ただの本塁打ではなく、2ランホームラン(2人の走者を返すことができる本塁打)で、試合の流れを一変させる重要な一撃となった

中村は試合後、「得点圏だったのでなんとか走者をかえせるようにと思って打席に入りました

最高の結果になって、(先発・大瀬良)大地さんの援護になってよかったです」とコメントした

試合は0-1の三回1死二塁から始まり、左翼席へとアーチを描くことでチームに活気を与えた

彼は前日1日のヤクルト戦ではベンチスタートだったが、この日は2試合ぶりにスタメンに名を連ねており、新井監督が「1番・中堅」の座を中村、大盛、秋山らで競わせている中、期待に応えた形となった

交流戦が終わり、リーグ戦が再開されてから4試合が経過したが、新井カープは試合開始時点で首位阪神と4ゲーム差の2位に付けている

しかし、直近4試合の得点はいずれも2点に留まっており、攻撃力の向上が急務となっている

指揮官はそのため、打線の組み替えを試みており、1番打者の変更に加え、前日の「2番・末包」からこの日は「2番・矢野」を起用するなど柔軟に対応している

さらに、4番打者には今シーズンに新たに加入した助っ人選手、ファビアン(前レンジャーズ傘下)が起用されるなど、チーム全体での打撃力向上を目指している

監督は、「ヒットが出ているわりには得点が入っていない試合がある

(打線が)さらに良い形を模索し続けたい」と語り、選手たちを刺激する発言をしている

ベテラン選手から中堅、若手選手までが互いに競い合い、チーム全体の変化が見られる今、新井監督はベストな布陣を模索しつつ首位阪神を追い続けている

(西垣戸理大)今回の試合で中村選手が逆転の3号2ランを放ったことは、チームにとって非常に大きな出来事です。特に、攻撃力の向上が求められる中でのこの一発は、選手自身の士気を上げるだけでなく、チーム全体に良い影響を与えるでしょう。また、新井監督が打線を柔軟に組み替える姿勢も評価されており、これが今後の試合にプラスの効果をもたらすことを期待しています。
キーワード解説

  • 2ランホームランとは?:2ランホームランとは、バッターが本塁打を打った際に、二人の走者が同時に本塁を踏むことを意味します。この一打が試合の流れを変える重要なプレーとなります。
  • 打線の組み替えとは?:打線の組み替えとは、試合で選手の打順を変更することを指します。これにより、選手の特性を活かして得点を狙いやすい状況を作り出すことが目的です。
  • 得点圏とは?:得点圏とは、走者が得点を狙える位置にいる状態を指します。通常は1塁か2塁に走者がいる時を言います。

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