奥川は6回80球を投げ、2失点を喫したが、今季の初勝利を手にすることはできなかった
奥川は、今季セ・リーグとパ・リーグの両方で開幕投手を務めたにも関わらず、未だに勝利を挙げていない唯一の先発投手となっている
6月13日の交流戦ロッテ戦以来、19日ぶりにマウンドに立った奥川だが、先制点を奪った後も思わぬ失点を喫することとなった
初回、ヤクルトは並木選手が3号先制ソロを決め、1点の援護を受けた奥川は、今季の先発で恒例となっていた初回失点の呪縛を解くかに見えた
しかし、3回裏、先頭の菊池選手に中前打を許した後、9番の投手・大瀬良選手に送りバントを決められて1死二塁のピンチを作ってしまった
ここで中村奨選手にスライダーを捉えられ、逆転の2ランホームランを被弾
奥川はこの一振りで逆転を許し、マウンド上で表情を曇らせた
一度はリードを得たものの、藤波大樹選手先発の広島打線に圧倒され、その後の回では得点を許すことはなかった
しかしながら、打線も1点のリード以降は静まり返り、結局奥川は6回を投げ切って降板
7回は木沢選手がマウンドに上がった
奥川恭伸の2025年成績
| 対戦相手 | 登板日 | 回数 | 球数 | 被安打 | 奪三振 | 自責点 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 巨人 | 3月28日 | 6 | 90 | 7 | 2 | 0 | 勝 |
| 中日 | 4月6日 | 5 | 97 | 7 | 2 | 5 | 負 |
| 阪神 | 4月15日 | 5.1 | 94 | 8 | 6 | 5 | 負 |
| 中日 | 4月26日 | 4 | 82 | 8 | 5 | 3 | 負 |
| 阪神 | 5月3日 | 5.1 | 109 | 10 | 7 | 3 | 負 |
| ロッテ | 6月13日 | 5.1 | 79 | 8 | 3 | 4 | 負 |
| 広島 | 7月2日 | 6 | 80 | 7 | 3 | 2 | 負 |
キーワード解説
- 先発投手とは?試合において最初にマウンドに立ち、7回または9回のうちの最初の数イニングを投げる選手です。
- ホームランとは?バッターが打ったボールがフェンスを越えることで、ランナーがすべてホームに戻ると得点になります。
- スライダーとは?投球の一種で、ボールが右に曲がるように投げられ、打者の見極めを難しくさせる球種です。

