この試合では、リチャード選手は「4番・一塁」の打順で先発出場
試合は第5回に入るまで1点を追う展開でしたが、1死から3番の佐々木選手が左中間に二塁打を放ち、得点の好機を演出
続く打席で、リチャード選手は1ボール2ストライクのカウントで、ヤクルトの先発左腕・山下選手が投じた100キロのカーブを捉え、左中間スタンドへ運びました
リチャード選手は、この逆転ホームランの前に、5回に守備でエラーをしてしまっていたことを振り返り、「前の打席で佐々木に絶対に出て欲しいと思っていました
彼が良い形でつないでくれたので、『返してやろう』という気持ちで打席に入りました」と話しました
リチャード選手は、5月12日にソフトバンクからトレードで巨人に加入後、これまでに2本のホームランを放っていましたが、18試合で打率はわずか0割9分5厘という厳しい成績が続いていました
さらに、6月12日の試合でサインミスを犯し、翌日には出場選手登録を抹消され、二軍に合流する苦しい時期を過ごしていました
リチャード選手の逆転3号2ランは、彼の精神的な強さを示すものです。エラー後に挽回する姿勢が多くのファンを感動させる結果となりました。これからの活躍が非常に楽しみです。
キーワード解説
- 逆転ホームランとは?野球において、一試合の中で勝っているチームを追い越して得点するホームランのことを指します。
- 打率とは?選手が打席に立った回数に対して、何回安打を打ったかを示す指標で、選手の打撃能力の目安になります。
- トレードとは?プロスポーツにおいて、選手を他のチームと交換することを指します。

