ヤクルト・奥川、課題を克服し無失点でマウンドを守る

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(セ・リーグ、広島-ヤクルト、9回戦、2日、マツダ)ヤクルトの奥川恭伸投手(24)が、6月13日のロッテ戦以来となる1軍マウンドで見事なピッチングを披露し、課題の一つを克服した

これまで5試合連続で失点していた初回に無失点に抑え、良いスタートを切った

試合は初回、1番打者の中村奨を右飛に打ち取ると、続く矢野選手を3球で見逃し三振に仕留めた

3番の小園選手には右越えの二塁打を浴びたものの、4番のファビアン選手をスライダーで右飛に抑え、無失点で初回を切り抜けた

今季、開幕投手を務めた奥川は、試合前時点で6試合に登板し、0勝3敗、防御率5.81と苦しい成績が続いていた

特に、12球団の開幕投手の中で唯一、勝ち星がなかったため「ずっともやもやしている」と心情を語っていた

ファームでの再調整期間には、直球の質向上に注力し、「完全ではないけど、ちょっとずつはよくなっている」という手応えを感じていた

奥川は石川・星稜高からドラフト1位で入団し、2021年には9勝(4敗)を挙げて日本一に貢献した投手である

高津監督は「彼を大きくしなきゃいけないという僕の気持ちもある

我慢もしながら成長を見届けたい」と述べ、今後の起用方針についても触れた

「体が丈夫であれば、少々の内容であれば、毎週1回は投げさせたい」と強調した

試合は続く3回に中村奨選手に2ランを被弾したものの、四回は三者凡退、五回は先頭打者を出しながらも無失点で切り抜けるなど、次第に落ち着きを取り戻していた

「モヤモヤをすっきりさせるには勝つしかない」と語る奥川は、勝ちを目指して白球に全力を注いでいる

奥川投手のピッチングは、過去の苦しみを乗り越えた表れとして評価されます。初回を無失点に抑えたことは、彼にとって大きな自信となるでしょう。監督の支えと本人の努力、そしてチームからの信頼があれば、今後の成長が期待できるでしょう。
キーワード解説

  • ピンチ:ピンチとは、試合中に得点を許す危険な状態のことを指します。特に野球では、ランナーが得点圏にいる状況を指すことが多いです。
  • スライダー:スライダーとは、野球において投手が投げる変化球の一種です。ボールが横にすべったように曲がるため、打者にとっては打ちづらいボールになります。
  • 防御率:防御率は、投手の成績を示す指標で、投げた回数に対して与えた失点の割合を示しています。数字が低いほど投手の成績は良いとされます。

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