この日は、敗戦目前で迎えた劇的な幕切れとなった
試合は0―1で訪れた9回1死一、三塁の場面
山川穂高選手が打った打球は左翼フェンスに命中し、跳ね上がった
ここで三走の野村勇選手に続き、代走の緒方理貢選手も一塁から本塁へ突入した
しかし最初の判定はアウトだったものの、リプレー検証によって判定が覆られた
これにより、今季4度目のサヨナラ勝ちを収めたソフトバンク
山川選手は「その瞬間に勝ちが決まるサヨナラは、やっぱうれしいですね」と笑顔でコメントした
山川選手にとっては、移籍後初のサヨナラ打であり、交流戦中に苦しい時期を経てファームで再調整していたが、復帰した直後のロッテとの3連戦で2本塁打を記録した後、心がけていたのは「ぶれない心」だったとのこと
4回にはライナー性の強い打球が遊撃手に阻まれたものの、「ああいう打球が増えたらいい」と手応えを感じており、小久保裕紀監督は「アウトの打席も内容が良くなっている」と述べ、山川選手の状態が上向いていることを確認した
これにより、ソフトバンクは5カード連続の勝ち越しを決定し、今季初めての2桁貯金である10に到達した
首位の日本ハムとのゲーム差も1に縮まり、首位奪還が目前に迫った状況で、小久保監督は「順位どうのこうのの時期じゃない
勝ち越した後は3連勝」と冷静に語り、強敵から一つでも多くの勝ち星を奪うことに専念する意向を示した
今回の試合はソフトバンクにとって非常に重要な勝利でした。特に山川選手のサヨナラ打は、彼自身の自信を高めるだけでなく、チーム全体の士気を向上させるものとなったでしょう。試合の流れも劇的で、リプレー検証で判定が覆った場面は、ファンにとっても記憶に残るでしょう。監督の冷静な姿勢も印象的で、今後の試合がどうなるか期待が高まります。
キーワード解説
- サヨナラ打とは？試合が終わる直前に放たれる打球で、得点があれば勝利を納めることを意味します。
- リプレー検証とは？試合中に起きた判定について、映像を使って見直す手続きのことです。
- 貯金とは？勝ち数から負け数を引いた結果がプラスであることを指し、チームの好調を表します。
