広島・大瀬良、熟練の投球で約1ヶ月半ぶりの勝利を収める

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「広島2-1ヤクルト」(7月2日、マツダスタジアム)で、広島東洋カープの先発投手・大瀬良大地投手(34)が、約1ヶ月半ぶりの勝利となる3勝目を挙げました

蒸し暑いグラウンドで行われた試合で、次第に投球の調子を取り戻し、試合後のインタビューでは「もちろんうれしいですが、個人的にはまだ1つ借金がある

ここからまた一試合ずつ信頼を勝ち取れるように頑張りたい」と語り、謙虚な姿勢を見せました

試合のハイライト

試合開始直後、1回に先頭打者の並木選手にホームランを打たれる苦しい立ち上がりとなった大瀬良投手

しかし、初回以降は抜け球となっていたスライダーを修正し、徐々に自分の感覚を取り戻すことに成功しました

この日の最速は144キロとあまり出力はありませんでしたが、捕手・坂倉選手との連携を取り、カットボールを主体にした戦略を展開しました

安定した投球

試合の後半、特に3回以降は相手打線を完全に抑え、6回まで安打すら許さない素晴らしい投球を見せました

この投球によって、5月14日に行われた巨人戦以来、6登板ぶりの勝利を収めることができました

自身のスタイルを確立

登板の2日前には、「イケオジですがなにか?」と大きくプリントされたTシャツを着て練習する姿が印象的でした

湿度が70%を超えるジメジメとした気候の中でも汗を拭いながら、円熟味を増す投球スタイルを持って、まさに“イケオジ”としての風格が漂っています

今回の試合は、大瀬良投手の投球スタイルが顕著に表れた試合でした。彼の冷静な判断力と修正能力が、相手チームの打撃を抑え込む要因となりました。今後の試合でも、この調子を維持できれば、チームに大きな貢献が期待できるでしょう。
キーワード解説

  • 投球とは?野球における投球は、ピッチャーがバッターに向かってボールを投げる行為のことを指します。投球の精度やスピードが試合の結果に大きな影響を与えます。
  • スライダーとは?スライダーは、野球の変化球の一種で、投球時に横に曲がる特徴があります。バッターにとっては打ちにくいボールです。
  • カットボールとは?カットボールは、ピッチャーが投げる球種の一つで、ストレートに似た軌道を描きつつ、わずかに横に切れる球です。この球種はバッターがタイミングを取りにくくします。

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