このイベントには、幼稚園年中から小学2年生までの約200チーム、約1600人が参加し、ボールを投げたり打ったりする楽しさを体験した
参加した子どもたちは、DeNAオリジナルのベースボール型競技「BT(ビーティー)ボール」を通じて、野球の喜びを味わった
BTボールとは?そのルールの詳細に迫る
BTボールは従来の「ティーボール」に基づく競技で、ティースタンドに柔らかいボールを乗せて打つ独自のゲームだティーボールは通常、打者がボールを直接投げられるのに対し、BTボールは簡略化されており、子どもでも楽しめるように工夫されている
1チームの構成は5人以上最大10人の子どもと大人1人で、1イニング制で試合が行われる
そのルールでは、打者が打席でボールを打ってダイヤモンドを回る一方、守備側は一度に5人がフィールドに出て自由に交代する
特に注目すべきは、打者が空振りしても三振にならないことや、何度でも打ち直しができる点で、子どもたちは得点する楽しさを感じやすい
グラウンドサイズも配慮されており、初心者でも楽しめる工夫が施されている
「BTボール」の導入背景とその影響
「BTボール」は、2017年に導入され、創設当初は未就学児のみを対象としたイベントであったが、条件を変えることで参加者が増加している主催する横浜DeNAベイスターズの浦田晃仁氏は、「競技人口が減少する中で、野球に親しむ機会を増やしたい」と語り、三浦大輔監督がそのルールづくりを監修した
第1回大会では100チーム以下の参加があったが、今年は応募者が約3000人に上り、イベントの人気を証明している
参加者の声から見える指導的な視点
小学2年生チーム「鶴見のイケメン」の藤次陽介さんは、「楽しんでプレーする様子を見て、子どもたちが野球に興味を持つきっかけになれば嬉しい」と述べ、未経験者が多い中での楽しさを強調した野球の未来を育むこの種のイベントは、地域貢献活動の一環として大いに意義がある
「Bみらいアクション」の今後への期待
また、横浜DeNAベイスターズは2017年から「やきゅうみらいアクション」なる取り組みを始め、今年はその名称を「Bみらいアクション」と改めた野球振興を軸に学びや地域との連携を深めるこの活動には、今後も注目が集まる
「DB.スターマンカップ2025」は、子どもたちが野球を楽しむことができる素晴らしいイベントで、特にBTボールの導入によって初心者でも参加しやすくなっています。参加者が増えている背景には、野球をもっと身近に感じてもらおうとする主催者の努力が見えます。
キーワード解説
- BT(ビート)ボールとは?ボールを打つことを通じて野球を楽しむ新しい競技形態で、子どもたちにも優しいルールが設けられています。
- ティーボールとは?ボールをティースタンドに置き、参加者が自由にバッティングできるタイプの野球の一種です。
- ダイヤモンドとは?野球のフィールドの形状を示す用語で、四つの塁(1塁、2塁、3塁、本塁)で構成されています。
- 三振とは?打者が3回空振りした場合にアウトとなるルールですが、BTボールではこのルールが適用されません。

