千葉ロッテマリーンズに移籍1年目を迎えた石川柊太投手は、昨年からマインドコントロールに取り組み続けている
プロ野球の選手にとって心の持ちようは重要で、石川は結果が出ない中でも一貫して自己を見つめ直し、試行錯誤を重ねている
今シーズンの初め、石川は援護点に恵まれず、6月4日の巨人戦まで勝利を収められないという苦しい日々を過ごした
しかし、彼は心を乱すことなく、自己を胆に銘じ、「変えられないものを変えようとしても仕方がない」と語った
自分のやれることに集中するというマインドを意識し、成功を焦らずに取り組んでいる
プレーに影響を与える環境要因
屋外球場であるZOZOマリンスタジアムでは、天候によって試合やプレーの状況に影響が出ることがある雨が降ったり、風が強い時には、投球に苦労することもある
たとえば、移籍後初先発の際には、雨天中止となり、試合がスライドする事態に
石川は「やれることをやるだけ」と自身を奮い立たせ、結果に執着しすぎず、自分の力でコントロールできる範囲に集中している
感情のコントロール
石川は、「平常心」だけではなく、試合に臨む際には積極的な感情のエネルギーも必要だと考えている「マウンドに上がるときには燃えるような感情を持って、悔しい経験や守りたい人への思いをエネルギーに変える」ことが大事だと説明
試合中はその感情を「起爆剤」にして闘志を燃やし、勝負の場に立ち向かう
古巣ホークスとの対戦
特に印象的な試合が6月28日のZOZOマリンスタジアムでの古巣・福岡ソフトバンクホークスとの対戦であった石川は「どこが相手でも気にしないが、マリーンズファンの期待に応えたい」と語り、無失点で3勝目を挙げた
チーム全体としても今季初のホークス戦完封勝利を達成し、石川の存在感が際立った
メンタルの技術
石川は、自分の中で試合に向かうための材料を常に持ち、試合後には冷静さを保つメンタル技術の重要性を深く理解している若い選手たちも彼を頼り、相談する姿が見受けられ、マリーンズの精神的支柱としての存在感を示している
厳しい夏場のシーズンにおいて、心の強さと情熱を兼ね備えた彼の姿勢は、チームにとって非常に頼もしい
石川投手のメンタル面へのアプローチは、プロ野球選手にとって大変重要です。彼のようにプレッシャーがかかる中でも心を安定させることができれば、良いパフォーマンスを維持することが期待できます。若い選手たちが石川に頼るのも納得で、その経験を次世代へとつなげていく役割も果たしていると言えるでしょう。
キーワード解説
- マインドコントロールとは？自分の思考や感情をコントロールする手法で、スポーツ選手は試合中の集中力やメンタルの強さを保つために用いることが多い。
- 平常心とは？感情を乱さず、冷静でいること。特に競技では、冷静さがパフォーマンスに直結するため重要な概念とされる。
- 起爆剤とは？ある行動を引き起こすきっかけや動機を指し、スポーツにおいては選手が緊張や興奮を高めるための思考や感情の源になる。
