ロハスJr.、KBOで外国人打者通算本塁打新記録を樹立

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 プロ野球界で評価が分かれる助っ人が、韓国のKBOリーグで素晴らしい成果を上げている

メル・ロハスJr.選手は、現地時間の7月3日、KTウィズの一員としてキウムとの試合で11号2ランを打ち、KBO通算175本塁打という新たな記録を樹立した

この記録は、外国人打者による通算本塁打数としては23年ぶりの更新となる

ロハスJr.のキャリアの転機

 現在35歳のロハスJr.は、KBOにおいて6年目のシーズンを迎えている

2020年には打撃二冠王(本塁打と打点の両方でトップ)に輝き、リーグのMVPにも選出された実績を持つ

特に、最近の試合で見せた場外への特大ホームランは、彼の技術の高さを再確認させるものであった

日本での挑戦とその反響

 日本のプロ野球ファンにとって、ロハスJr.の印象は「ダメ助っ人」として定着しているかもしれない

阪神タイガースに移籍した際は、2年間で打率.220、17本塁打、48打点という成績に終わり、日本の投手たちに適応するのに苦しんだ

日本では「球を散らして真っ向勝負をしない」と語り、日本のピッチングスタイルに適応しきれなかったと考えられている

再起と成功

 その後、ロハスJr.はメキシコリーグに移籍し、2024年にKTウィズと再契約

復帰1年目からは水を得た魚のように活躍し、打率.329、32本塁打、112打点という驚異的な成績を残した

この成績で、打率、本塁打、打点全てでリーグの10傑入りを果たした

韓国メディアからの称賛
 ロハスJr.には地元のメディアからも多くの称賛が寄せられており、ニュースサイト『Star News』では、かつての記録保持者であるタイロン・ウッズを「伝説級の打者」と称賛し、ロハスを「KBOリーグのバリー・ボンズ」と表現している

ロハスの成功は、彼の複雑なキャリアを考慮に入れると、特に意義深いものである

 ロハスJr.の活躍は、特に日本での評価とは対照的な結果をもたらしています。KBOでの成功が彼のキャリアを新たなブレーキにしたことは明らかです。彼の成績と記録達成は、挑戦の後に待っている栄光を示していると言えるでしょう。
キーワード解説

  • KBOとは?:KBOとは、韓国プロ野球リーグのことで、韓国国内で行われるプロ野球の最高峰のリーグです。多くの外国人選手も参加しており、レベルが高いことで知られています。
  • 打撃二冠王とは?:打撃二冠王とは、シーズン中に本塁打数と打点数の両方でリーグのトップになる選手のことを指します。この称号は特に難易度が高く、優れた打者の証とされています。
  • OPSとは?:OPSは「On-base Plus Slugging」の略で、選手の出塁率と長打率を足し合わせた数値です。この数字が高いほど、打者の攻撃力を高く評価されます。

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