巨人の宮本和知監督は試合後のインタビューで「ミスもあったし、詰めの甘さが出た
我々の野球ができなかった
10安打で1得点は監督責任」と振り返りました
試合はまず、巨人が先制しました
0–0で迎えた3回1死の場面で、1番バッターの中村柚葉内野手が右前打で出塁し、続けて上條優奈外野手も右前打で続き、なおも1死一、三塁のチャンスが訪れました
3番の内田梨絵瑠(りえる)外野手が中前適時打を放ち、巨人は1点を先制しました
しかし、試合の流れが変わったのは5回でした
巨人の2番手投手、桑沢明里(めいり)が2死から阪神に出塁を許すと、続けて四球で満塁の危機を迎えました
ここで5番の高橋愛(つぐみ)外野手が放った打球を巨人・内田が捕球できず、同点に追いつかれる結果となりました
同点のまま迎えた7回、巨人は3番手の吉安清(せい)投手が登板
一度は1番の星川あかりを中飛に仕留めたものの、2番の田垣朔來羽(そらは)外野手に安打を許し、暴投も重なり2死二塁へと進塁されました
チャンスに4番の正代絢子主将が左中間を破るサヨナラ打を放ち、巨人は屈することとなりました
この女子の伝統の一戦は2021年から始まり、甲子園と東京ドームで2回行われます
通算成績は巨人が3勝1敗1分けとなっており、宮本監督は「阪神タイガースWomenと切磋琢磨(せっさたくま)して女子野球を盛り上げていけたら」と語りました
第2戦は20日、東京ドームで行われる予定です
今回の試合は、女子野球の影響力を示す重要な一戦でした。巨人の監督がミスを素直に認め、次に繋げようとする姿勢が印象的です。一方、阪神は試合序盤は苦しんだものの、最後に逆転勝利を収めたことで、女子プロ野球の競争が一層激化することが期待されます。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは? 試合が同点のまま進行した際、最終回に得点を挙げて勝つことを指します。
- 内野手とは? 野球における内野手は、内野を守る選手で、ピッチャーやキャッチャーと協力して守備を行います。
- 暴投とは? 捕手が受けるために投げられた球が、高すぎたり、外れたりして捕手が取りに行けない状態を指します。
- 切磋琢磨とは? お互いに励まし合いながら技を高め合うことを意味します。

