女子プロ野球、甲子園での熱戦
2025年7月5日、甲子園にて行われた女子プロ野球の伝統の一戦、阪神タイガース対読売ジャイアンツの試合は、阪神がサヨナラ勝ちを収め、ついに初勝利を挙げましたこの試合は、女子野球の普及と注目度向上を目的とし、3年連続で開催されています
試合の流れ
初回、読売ジャイアンツは2死一、三塁のチャンスを迎えましたが、デザインated hitter（DH）に起用された長田朱も中飛に抑えられ無得点続く2回には、東ここあ内野手が二ゴロ併殺に倒れ、打線が完全に沈黙する展開が続きました
しかし、3回に突如の反撃
1番・中村柚葉が右前打で出塁した後、上條優奈が続き、1死一、三塁のチャンスを作り、内田梨絵瑠が中前適時打を放ち、ジャイアンツが先制しました
阪神は初回に満塁のチャンスを創出しましたが、安藤蓮姫が一ゴロに倒れ得点には結びつきませんでした
以降も何度か走者を出すものの、得点を得られない苦しい状況が続きましたが、5回に入ると白石美優が内野安打を放つなどして同点に追いつくことに成功
特に正代絢子主将のサヨナラ打は、選手たちにとって感情が高ぶる瞬間となりました
タイガースの歴史的勝利
7回同点の状態で迎えた阪神の攻撃、星川あかりが中飛に抑えられた後、田垣が二塁後方に落ちる安打で出塁続けて暴投もあり、2死二塁のチャンスをつかみました
そして正代主将が左中間を破るサヨナラ打を放つと、観客も大歓声で沸く中、阪神がついに伝統の一戦で初勝利を収めたのです
今後の展望
この女子対決の第一戦は、2021年からスタートし、甲子園と東京ドームで年間2試合が行われることが定められています通算成績は阪神が1勝3敗1分けとなっており、今後の試合でも注目されることでしょう
第2戦は20日に東京ドームで行われる予定です
この試合は阪神タイガース女子チームにとって、歴史的な瞬間となりました。サヨナラ勝ちを収めたことで、選手たちの自信が高まり、さらなる向上心を持つきっかけとするでしょう。女子野球の成長が見える試合として、多くのファンを魅了しました。
キーワード解説
- サヨナラ打とは？試合が同点または1点差の場面で、最後の打者が選手を出し、勝利を決める打撃を指します。
- DH（デザインated hitter）とは？野球において、投手の代わりに打撃を行う選手のことを言い、投手はバッティングを行わないルールです。
- 内野安打とは？打球が内野（野手が配置されているところ）で内野手の守備範囲に入るも、守備ミスなどで出塁できる打球を示します。
