この試合、九里は7回を投げ、ソト選手のソロ本塁打による1失点に抑え、見事な投球を披露した
彼は試合中に7安打を許し、4回までは苦しい場面が続いたが、その後は調子を上げていった
九里は「毎回走者を出してリズムが悪い中でも、しっかり野手の人が守ってくれたので、結果、7回投げられたのかなという感じです」と振り返った
この試合は、特に要所でしっかりと粘るピッチングが光った
初回には安田選手、山本選手の連打で一、二塁とされるも、西川選手の打球を二ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた
九里は、ソト選手に一発を浴びた後も、2死満塁のピンチを迎えたが、要所で耐えるピッチングを見せ、球数が増えるにつれて彼の球の威力も上がった
117球の投球回数で、九里にとってロッテ戦初勝利を技術的に達成したことは特筆すべきポイントである
岸田監督は九里の投球について「チェンジアップは、初めはバットで拾われることが多かったが、球数がいくにつれて空振りが取れるようになるという特徴がある
不思議ですね」とそのタフさを評した
6回にはソト選手と藤岡選手をチェンジアップで連続空振り三振に仕留めるなど、後半は安定した投球を見せた
この試合によって、オリックスは4年ぶりとなる7カード連続勝ち越しを達成し、九里自身にとっては7勝目となった
次の日、7月7日には「家族が健康に過ごせることと、もっと野球がうまくなるようお願いしました」と語り、チームは残すは古巣・広島戦だけとなった
首位争いを繰り広げる中で、3チームが全て勝利し、オリックスは現在2位に留まっている
岸田監督は「来週は重要な試合が続く
我々は頑張るしかない」と、今後の戦いに意気込みを見せた
九里選手のパ・リーグ全チーム勝利達成は、今シーズンのオリックスの戦績向上に寄与する重要な要素といえるでしょう。勝つために必要な粘り強いピッチングと、チーム全体での守備力が生きた試合でした。監督の言葉が示す通り、今後の試合も期待が高まります。
キーワード解説
- 九里亜蓮とは?オリックス・バファローズの先発投手で、高い登板数と安定した成績を誇ります。
- チェンジアップとは?打者が打ちにくい変則的な球種で、通常のストレート球よりもボールが落ちる特性があります。
- ソロ本塁打とは?1点を追加するための本塁打で、ランナーがいない状況で打たれることが特徴です。

