全国高校野球選手権鹿児島大会、鹿児島実が快勝で初戦突破

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◆全国高校野球選手権鹿児島大会 1回戦・鹿児島実10―2鹿児島高専=7回コールド(6日、平和リース球場) 3年ぶりの頂点を目指す鹿児島実が7回コールドで初戦を突破した

エースの大野純之介投手(3年)は6回85球を投げて4安打2失点

「制球がうまくいかず、いいボールが投げられなかった」と反省を口にした

初回、鹿児島高専に先制を許す場面があったが、これを乗り越え、5回までは無安打に抑え、試合の流れを引き寄せた

大野投手は130キロ前後のストレートを軸に、持ち味のコーナーワークを駆使して打者を抑える投球を見せた

「調子が良い時はカーブが決まるが、今日は抜けてしまった

ストライクが入る球を探しながら投げた」と冷静に振り返る大野投手

しかし、課題を抱えつつも、試合を通じて成長を感じられたことに前向きな姿勢を見せた

3人兄弟の三男であり、兄の大野稼頭央選手は2022年に大島高校のエースとしてセンバツに出場

現在はソフトバンクで活躍しており、純之介選手はその存在に刺激を受けている

だが、今年3月には右肘を痛め、約1カ月半の試合出場を果たせなかった時期があった

この試合でコールされた父・裕基さんの46歳の誕生日には、「いい投球ができなかったが、勝ててよかった」と安堵の表情を見せた

次の試合に向けて純之介選手は「しっかりとチームを勝たせる投球をする」と決意を新たにしている

伝統的な高校野球の名門校のエースとしてのプレッシャーを背負い、兄が立った聖地を目指してさらなる成長を誓う

今回の試合で、鹿児島実高校の大野投手は、試合展開の中で多くの課題を見出しました。特に、初回に先制を許したことや、制球の不調が目立つ試合となりました。しかし、2失点を挽回しチームを勝利に導いた点は評価に値します。これからの試合で、さらに改善が期待されるでしょう。
キーワード解説

  • エースナンバーとは?:エースナンバーは、通常は球団やチームの最も優れた投手に与えられる番号を指します。一般的に、エースはチームの勝利が期待される中心的存在と位置づけられています。
  • コールドゲームとは?:コールドゲームは、規定のイニング数に達しなくても、点差が一定以上の場合に試合を終了させるルールです。主に高校野球や少年野球で広く用いられています。
  • 制球とは?:制球は、投手がボールを投げた際に、狙った場所に正確に投げる技術のことです。制球が良いほど、投手は打者をコントロールしやすくなります。

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