巨人、広島戦で痛恨の逆転負け。吉川尚輝のスタメン復帰もチームの苦境は続く

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巨人は6日に行われた広島戦(東京ドーム)で、2―3と手痛い逆転負けを喫しました

この試合、巨人は1点リードの9回に悪夢の展開を迎えました

登板した3番手の大勢が、一死満塁のピンチで菊池選手に2点適時打を浴び、試合をひっくり返されました

守護神のマルティネス選手を〝休養〟させていた中での敗戦に対し、阿部慎之助監督(46)は「しょうがないね」と、淡々とした表情で語りました

試合前、吉川尚輝内野手(30)が「4番・二塁」として4試合ぶりにスタメン復帰を果たしました

吉川は、3日の阪神戦からベンチスタートとなっており、チーム関係者は「ここまでフルで試合に出ていたので、フィジカルと精神面もかなり疲弊している状態だった」と明かし、「オールスター出場を見越して、休める時は休めるようにという配慮もあったのでは」と分析しました

さらに、丸選手は故障により開幕に出遅れ、坂本選手は打撃不振のために2度も二軍に送られました

そして、主砲の岡本選手は5月上旬の試合中にアクシデントで長期離脱するという厳しい状況です

主軸が安定せず、吉川が代役で4番を務める場面が多くなり、フル稼働を余儀なくされていました

吉川選手の疲労が限界に達すれば、チームにとっては一大事です

そのため、短期的ではありますが、回復に充てられる時間が確保されたのでしょう

阿部監督をはじめ、首脳陣には別の思惑もあったようです

別の関係者は「(岡本)和真がいない分、尚輝への比重が大きくなってしまっている

これをどうカバーするかが今後の課題になる」と述べ、「若手にスタメンの機会を与えることで、逆に良い影響が出るのでは」と期待を寄せました

シーズンの佳境において、吉川不在で戦わなければならない不測の事態が起きる可能性も考えられます

そのときに代役となれる若手選手がいるのかどうか、今後のシーズン展開に注目です

結果的に今月は1勝4敗1分けと、厳しい試合が続いていますが、吉川選手への依存からの脱却を目指した3日間が、今後にどのように影響を与えるのか注視したいところです

今回の巨人の逆転負けは、チームの苦しい現状を浮き彫りにしました。特に主力選手の離脱が多い中、吉川選手のスタメン復帰はポジティブな要素ですが、他の選手たちの奮起なくしては厳しいシーズンが続くでしょう。チーム全体での連携が求められる状況です。
キーワード解説

  • スタメンとは?:スタメンとは、試合に出場する選手のうち、先発メンバーとしてゲーム開始時から出場する選手のことを指します。
  • 代役とは?:代役とは、本来の役割を果たすことができない場合に、その役割を代わりに担うことができる選手や人を指します。
  • フィジカルとは?:フィジカルとは、体の能力や持久力に関する言葉で、スポーツにおいては選手の身体的なコンディションを指します。

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