ナショナルズの小笠原慎之介がメジャーデビュー、課題を克服できず
2025年7月6日、ワシントンDCで行われた米大リーグの試合において、ナショナルズの小笠原慎之介投手(27)がレッドソックス戦でメジャーデビューを果たしましたが、結果は厳しいものでした小笠原は2回⅔を投げ、7安打4失点の成績で降板し、残念ながら初勝利は次回に持ち越しとなりました
彼の直球の最速は92.6マイル(約149キロ)で、主にカーブとチェンジアップを使った投球でした
初回には先頭打者のイートンにヒットを許した後、高めに投げたスライダーでメジャー初となる三振を奪う瞬間もありました
しかし、その後のイニングでは、1死二塁の場面でアンソニーに適時打を許し、続くレフスナイダーにも適時二塁打を打たれて4点を失う展開となりました
また、小笠原は1回の最後にストーリーから左翼越えの2ラン本塁打を浴びてしまい、苦しい立ち上がりとなりました
2回には雨天中断があったものの、1死一塁からピンチを迎えましたが、アンソニーを一ゴロに打ち取り、なんとか切り抜けました
3回には2死まで奪うものの、二塁手の失策により出塁を許し、さらに続くトロに右前打を打たれたところで降板命令が告げられました
小笠原は昨オフに中日からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を果たし、ナショナルズと2年総額350万ドル(約5億5000万円)で契約しました
オープン戦では5試合に登板し、防御率11.25と振るわず、開幕からはマイナーリーグでの活動を余儀なくされました
マイナーリーグでは6試合に登板し、1勝1敗、防御率4.50の成績を残していました
小笠原選手のメジャーデビューは、多くのファンにとって注目の瞬間でしたが、結果は残念なものでした。初めての大舞台でのプレッシャーは大きかったと思います。次の機会に期待したいです。
キーワード解説
- メジャーデビューとは? 新たにメジャーリーグのチームに昇格し、公式戦に初めて出場することを指します。
- ポスティングシステムとは? 日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍するために申請する仕組みのことで、選手の移籍先が決まるとともに、所属球団には補償金が支払われます。
- 防御率とは? 投手の成績を示す指標の一つで、投球回数に対する失点の割合を表します。低いほど優れた成績です。

