ナショナルズの小笠原慎之介、初登板初先発で苦渋の黒星

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◆米大リーグ ナショナルズ4―6レッドソックス(6日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク)ナショナルズの小笠原慎之介投手が6日(日本時間7日)、マウンドに立ちました

相手はレッドソックスで、メジャー初の先発登板となりました

しかし、その試合は小笠原にとって厳しいものとなり、3回途中で7安打を許し、合計で4失点を記録し、黒星でのスタートとなりました

初回、小笠原は相手チームの先頭打者、イートンに対し初球をヒットにされました

続くゴンサレスは三振に打ち取ったものの、二盗を許した後、アンソニーに右前の適時打を浴び、さらにレフスナイダーにも右中間への適時二塁打を許しました

そして、1死二塁の場面でストーリーに対しては、左中間スタンドへ飛距離131メートルの14号2ランホームランを打たれ、一気に4失点してしまいました

2回には、先頭打者のウォンから空振り三振を奪いましたが、次の打者ラファエラに内野安打を許し、その後、強まる雨による試合中断を経験しました

一旦マウンドを離れた小笠原は、試合再開後に2死一、三塁のピンチを迎えましたが、アンソニーを一ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けました

3回には、2死からの味方の失策と安打で2死一、三塁の場面となり、この日55球で降板となってしまいました

小笠原は中日からポスティングシステムを通じてナショナルズと契約し、2年総額350万ドル(約5億4300万円)の契約を結んでいました

しかしオープン戦での成績は振るわず、開幕はマイナーリーグからスタート

傘下の3Aロチェスターでは、3試合に登板しましたが、腹斜筋を痛めてIL入りし、復帰後もマイナーでの成績は1勝1敗、防御率4.50でした

この試合は、小笠原投手がメジャー初の先発登板という緊張感の中での挑戦でしたが、結果は厳しいものでした。初回から打たれた安打やホームランの数々は、メジャーリーグの厳しさを物語っています。彼がこれからどれだけ成長できるか、ファンは期待を寄せていることでしょう。
キーワード解説

  • メジャー初登板とは? メジャーリーグベースボールで選手が初めて公式試合に出場することを指します。初登板は選手にとって非常に特別な瞬間であり、長年の努力が実を結ぶ瞬間でもあります。
  • 防御率とは? 投手がどれだけ失点をしたかを示す指標で、通常は9イニング(すなわち通常の試合の長さ)あたりで換算されます。低いほど優れた投手とされます。
  • ポスティングシステムとは? 主に日本のプロ野球選手がメジャーリーグに移籍する際に使われる制度で、球団が選手をメジャーリーグ球団に移籍させるための交渉を行う方法です。

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