日本ハムが2軍拠点の移転を発表、全国6都市と協議を開始

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北海道のプロ野球チーム、日本ハムファイターズは7日、エスコンフィールドで会見を開き、現在の2軍本拠地を千葉県鎌ケ谷から北海道札幌圏に移転する意向を表明しました

移転は2025年ごろを目指し、移転先の自治体は公募せず、すでに江別市、北広島市、札幌市、恵庭市、千歳市、苫小牧市の6つの市と具体的な協議を開始しています

発表の背景と目的

この移転計画は、チームの強化を目的としており、栗山英樹CBO(最高ビジネス責任者)と小林兼開発本部副本部長が会見で説明を行いました

栗山CBOは、北海道の雪の中での開幕の感動を振り返りながら、オープンエアの球場を設けることがチームの価値を高めると述べました

また、小林副本部長は、選手が日常的に練習し、試合を行う場の重要性を強調しました

2軍施設の新しい姿

新しい2軍拠点は、「ファーム」という言葉をあまり使わず、組織全体の核として位置づけられることが期待されています

栗山CBOは、将来的には日本国内においても3軍制度が広がるかもしれないとし、アマチュア選手とも連携する新しいスポーツのあり方を示唆しました

協議プロセスの透明性

移転先の選定については、6つの市との個別協議を進める方針で、公募は行わない姿勢が示されました

この透明性は、各市との信頼関係を築く一環として重要です

今後の展望
栗山CBOは、選手数の増加に対する希望も述べ、グローバルな視点からの選手育成の重要性を強調しました

これにより、将来的には多様な選手がこの拠点で育成される可能性が広がります

日本ハムの2軍拠点移転発表は、チームの将来に向けた大きな決断です。特に北海道に2軍を持つことは、地域とのつながりを強化し、選手の成長を促進する重要なステップとなるでしょう。栗山CBOが提唱する新しいスポーツの在り方も、今後のプロ野球界に影響を与えると期待されます。
キーワード解説

  • エスコンフィールドとは? - 北海道北広島市にある日本ハムの本拠地球場で、オープンエア形式の特徴を持ち、地域密着の理念を持っています。
  • ファームとは? - プロ野球における育成・トレーニング用のリーグやチームのことを指し、選手の成長を支援する役割を果たします。
  • オープンエアの球場とは? - 屋根のない野球場で、観客が屋外で試合を観戦できる形態のことを言います。

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