7月7日現在、シーズン78試合を終えた日本ハムは、彼らの完投数が両リーグで断トツの17に達し、昨季の11を大きく上回っている
これにより、チームのスローガンである「完投王国」の形が着実に実現しつつある
先発投手陣の圧巻のパフォーマンス
ここまで7人の投手が完投を果たし、その中には伊藤選手を含む3人がそれぞれ4度の完投を記録新庄監督は「選手同士が良い意味で競い合っている」と述べ、選手同士の相乗効果がチーム全体を活性化していることに目を細めている
層の厚さがもたらす競争
日本ハムの先発投手陣には、両リーグで最多の9勝を上げているエース・伊藤選手、パ・リーグ防御率1位の北山選手、”山崎の左腕コンビ”の加藤貴選手と金村選手といった多彩なメンバーが揃っているさらに、若手投手も着実に成長を続け、無敗のデビューを果たしている
新庄監督の指導方針
新庄監督は2022年に就任以来、投手にストライク先行で投球をすることを意識させ、四球数を減らすよう促してきた加藤投手コーチは「無駄な球数を投げることなく回を重ねらることが、完投数の増加につながっている」と分析している
投手たちの向上心
2021年にはわずか3回の完投だったが、4年後の今年には大幅に増加している加藤コーチによると、「年を追うごとに選手たちが成長し、お互いを刺激し合っている」そうだ
最近の楽天戦では、7回途中1失点で勝利を収めた細野選手が「僕だけ完投できていないので、次回は長いイニングを投げたい」と語るように、投手陣は更なる高みを目指している
後半戦において、日本ハムの先発投手陣がどれほどの記録を残すのかにも注目が集まっている
日本ハムの先発投手陣が完投数を増やしていることは、チームの勝利に直結している。その背後には新庄監督の指導方針や投手たちの意気込みが大きく影響している。選手たちの競争がさらなる成長を促していることも注目される。
キーワード解説
- 完投とは？先発投手が試合の最終回まで投げ切ることで、完投によってチームは戦力を最大限に引き出すことができる。
- 投球数とは？投手が1試合で投げた球数を指し、四球を減らすことは選手にとって重要な課題である。
- 防御率とは？投手が与えた失点を、投球回数で割った数値で、低いほど優秀な投手とされる。
