西武ベルーナドーム、夏季の熱中症対策として大規模ミスト設備を導入
西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームが、夏季の熱中症対策として2025年7月8日の楽天戦から新たに大規模なミスト設備の運用を開始しましたこの取り組みは、観戦者の暑さを軽減することを目的としています
ミスト設備の導入背景
昨年の日本の猛暑により、プロ野球の試合中に熱中症になる選手や観客が相次ぎました特に、2023年6月27日の日本ハム戦では、西武の今井選手が熱中症で緊急降板する事態が発生
また、昨年もロッテの小島選手が同様の症状を訴えるなど、選手や観客の安全が重要視される中、西武は4月18日にミスト設備の導入を発表していました
ミスト設備の詳細
新設されたミスト設備は、メインコンコースの頭上に設置されている屋根や、屋根を支える柱の足元からミストを噴射しますこの噴射は、試合開始から終了までインプレー中を除いて不定期に行われます
これにより、観客が少しでも快適に試合を楽しめる環境を作ることを狙っているのです
他球場の取り組み
同様の対策は他の球場でも行われています広島のマツダスタジアムでは、2023年5月に設置された巨大ミストシャワー「大雲海」が話題になりました
この設備は、観客に真っ白な雲海の中にいるような体験を提供し、熱中症対策としても機能しています
実際に試合の開始直前に気温を測定すると、スタンドの温度は33.2度、湿度は61%でしたが、ミスト内では28.8度、湿度は88%と、明らかに涼しさを感じることができました
ファンへの配慮
西武ライオンズは、観客だけでなく選手の健康管理も重要視しています今年の対策を通じて、選手とファンが安心して試合を楽しむことができる環境作りに向け、今後も様々な取り組みを行っていく意向です
西武ライオンズのベルーナドームでの新しいミスト設備は、観客や選手の健康を守るための重要な対策です。特に日本の夏は非常に暑くなるため、この設備が導入されることは良いニュースです。他の球場も同様の取り組みを進めており、全体としてプロ野球界が健康と安全に配慮していることがわかります。
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