荒巻悠選手、待望のプロ初ホームランを放つ
◆JERA セ・リーグ 巨人2―3中日(9日・福島)ドラフト3位で巨人に入団した荒巻悠内野手(22)が、ついにプロ初のホームランを放ったこの試合は中日戦で、福島を舞台に行われた
荒巻選手は「7番・一塁」として10試合ぶりにスタメン出場
試合は2回の第1打席で高橋宏斗投手のカットボールを右翼席に運び、待望のプロ1号を記録した
さらに、4回と6回にもヒットを放ち、プロ初の猛打賞も達成した
巨人は試合を2点リードして9回に入り、守護神のR・マルティネス投手(28)が逆転3ランを許し、今季2敗目を喫した
これにより、首位を独走する阪神とのゲーム差は最大9に広がり、最短で11日にも自力優勝の可能性が消滅する危機を迎えた
感情が爆発
荒巻選手は1号ホームランを打った際、一塁ベースを蹴り上げながら「もう最高です」と喜びを爆発させたこのホームランで初打点も記録した荒巻選手は、ベンチに戻る際、先輩選手たちからたたかれたヘルメットに雨水をしたたらせつつ、その喜びをかみしめていた
記念のボールは「親に渡します」と明かし、福岡の実家へ恩返しをする意向を示した
逆境からの復活
荒巻選手は、大学時代に右太ももを痛め、医師から「普通の人なら歩けない出血量」と告げられたが、強行出場を決意し全力疾走を続けた結果、全体的に高い打率を残し、ベストナインを受賞するなどド根性で知られる選手だドラフト数日後には「いつか日本を代表する選手になる」との発言をしており、その目標への道を一歩踏み出した
次なる目標へ
右手中指の骨折から復帰し、首脳陣から“慎打法”の指導を受けた荒巻選手は、次回の試合でのホームランに意気込んでいる「ホームランを打って満足せず、冷静に打席に入れた」と語る彼は、東京ドームでのホームランを目指し、さらなる成長を誓った
有言実行の姿勢は他の選手たちにとっても励みとなっている
荒巻悠選手のプロ初ホームランは、彼自身のキャリアにとって大きな一歩となりました。試合の結果は逆転負けという形になったものの、荒巻選手の活躍はチームにとって明るい未来を示すものであり、彼の成長が期待されます。また、逆境を乗り越えてきた彼の姿勢は他の選手たちにとっての励みになるでしょう。
キーワード解説
- プロ初ホームランとは?プロ野球選手が初めて打つホームランのことを指します。この記録は選手にとって特別な意味を持ち、キャリアのスタートを象徴します。
- 猛打賞とは?同一試合で3回以上の安打を記録することを言い、特に素晴らしい打撃を示す指標の一つです。
- カットボールとは?野球においてピッチャーが投げる変化球の一種で、ストレートとは異なる軌道を描きながら打者に向かってくる球です。
- ド根性とは?非常に困難な状況でもあきらめずに努力することを意味します。特にスポーツ界では、選手の強い精神力を称える言葉として使われることが多いです。

