これにより、今季の貯金が最大の17となり、投手陣は防御率1点台をキープしている
10連勝中はいずれも2失点以下に抑え、球団としては69年ぶりの快挙である
この素晴らしい結果に貢献したのが投手陣である
特に、六回に見られた一幕が印象に残る
大竹投手が連打で２死一、二塁のピンチを背負った際、湯浅投手がマウンドに立ち上がった
この場面で、モンテロ選手を縦スライダーと直球で追い込み、最後は真ん中低めに投じた縦スライダーで空振り三振を奪った
ピンチを切り抜けた湯浅投手には、ベンチ前で大竹投手が満面の笑みを浮かべて出迎えた
このように、同チームの投手陣は互いに大きな敬意を払っている様子がうかがえる
さらに、倉敷での試合では、先発の才木投手が両手を合わせて頭を下げる場面も見られた
一方、救援が失敗した場合でも、先発投手がリリーフ陣を思いやる姿が目立つ
例えば、伊藤将投手は自身の初登板でリリーフ陣の乱調により白星が消えた際も、ずっとリリーフ陣の隣に寄り添っていた
このようなエピソードは、チーム全体が「チームの勝利へ」という思いを持って戦っている証拠であり、個人ではなく全体で戦う姿勢がチームの成熟を示している
藤川監督は、継投について「湯浅がしっかりやってくれ、大竹もいい形で次を迎えた
暑くなってきていますから、先発陣も常に万全というわけではないと思うが、最後までいい結果が出てよかった」と称賛した
阪神タイガースの投手陣が連携を強化していることは、チーム全体の士気にも良い影響を与えていると言えます。選手同士が互いを尊重し、助け合っている姿は、ファンにとっても嬉しい要素です。このようなチームの絆が、今後の試合でも好結果を生むことを期待しています。
キーワード解説
- 貯金とは？：貯金は、勝ち数から負け数を引いた数字で、チームの成績の強さを示す指標です。
- 防御率とは？：防御率は、投手が相手チームに与えた得点の平均を示すもので、数字が低いほど投手の成績が良いとされます。
- ピンチとは？：ピンチは、相手チームが得点する可能性が高い状況を指します。
