旭川大雪ボーイズ、9年ぶりのジャイアンツカップ出場権を獲得

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◆第10回全日本中学野球選手権(ジャイアンツカップ)北海道地区大会(5日、苫小牧・とましんスタジアム)  ジャイアンツカップは、ボーイズ、シニア、ポニー各リーグの代表チームが参加し、全国大会への出場権を懸けて熾烈な戦いを繰り広げる大会です

旭川大雪ボーイズは、此次の予選でとかちインディーズポニーを11対1の6回コールドで下し、その後北空知深川リトルシニアにも4対1で勝利し、9年ぶりに本戦出場を決めました

 ボーイズ部門では、昨年の札幌豊平に続いて2年連続での出場権を獲得したこと連続出場が期待されます

最優秀選手には北空知深川戦で先発し、6回を投げ1失点を記録した樽井新太(3年)が選ばれました

 試合は、3点リードの最終7回に2死一、二塁の場面で、旭川大雪の右腕・前田健成(3年)が北空知深川の打者を三ゴロに抑え、選手たちはマウンドで歓喜の輪を作り出しました

2016年の大会以来、初の優勝を果たしたこの瞬間は格別でした

主将の山脇瑛翔(3年)は「3年間、このためにやってきた

本当に最高です」とその喜びを語りました

 試合展開は非常にスムーズでした

先発の樽井は最速134キロの直球を中心に変化球を駆使し初回を3者凡退で切り抜けました

続く攻撃では、先頭打者の大波蓮唯(3年)が中前安打で出塁し盗塁で進塁、敵失を利用して先制点を挙げました

2回には追加点を重ね、主導権を掴む形を整えました

 4回に征服をゆるがす点差へ詰め寄られましたが、8番打者の高橋宗也(3年)が無死一塁から適時二塁打を放ち、突き放しました

樽井も後半にかけて調子を上げ、終わってみれば6回までに3安打5三振を奪う力投が光りました

 昨年の札幌豊平に続き、ボーイズ選手たちが屈強なシニア勢を打破し、G杯切符を勝ち取りました

試合後、胴上げされる西大條敏志監督(58)は「よくやってくれた

しかし、北海道のチャンピオンとしての責任は重い」と語り、本戦に向けての心構えを見せました

 9年前にG杯へ出場したチームの対策に関し、昨年選手からの疑問に指揮官は「選手間でのミーティングを習慣化させることで、意見交換を行い、目標を掲げ、一世紀の成長を促しました」と振り返りました

主将の山脇は「夏には本州からさらに強いチームが出てくるが、チームとして団結し、送り出す準備を進める」と意気込んでいます

◆ジャイアンツカップについて  ジャイアンツカップは、リトルシニア、ボーイズ、ポニー、ヤング、フレッシュなど、中学硬式野球の全国主要リーグが参加する事実上の日本一を争う大会で、1994年に巨人軍創立60周年を記念してスタートしました

今年で19回目を迎え、北海道など9地域25地区で予選を経て、勝ち上がった32チームが出場します

開会式は8月11日、決勝戦は東京ドームで行われる予定です

◇組み合わせ  エイジェックカップ第56回日本少年野球選手権大会の組み合わせ抽選会が行われ、北海道代表の旭川大雪ボーイズは同3日に大阪府富田林市の富田林バファローズスタジアムで、愛媛代表の今治中央ボーイズと初戦を行うことになりました

旭川大雪ボーイズが9年ぶりにジャイアンツカップ出場権を獲得したニュースは、多くの人々に希望を与えるものとなりました。特に若い選手たちが自己の限界を超え、成長していく姿は、見る者すべてに感動を与えます。また、チーム全体の団結したプレーには、連携の重要性を強く感じました。これからの本戦も楽しみです。
キーワード解説

  • ジャイアンツカップとは? 中学硬式野球の全国大会で、各地区の強豪チームが集まり、実質的な日本一を決める重要な大会です。
  • コールドゲームとは? 競技ルールにおいて、一定の点差がついている場合に試合を早期に終了させる制度で、試合時間の短縮を目的としています。
  • 最優秀選手とは? 試合や大会での特に優れた個人の選手に贈られる称号で、その選手の活躍がチームの勝利に大きく貢献したことを評価されます。

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