プロ初スタメンで臨んだ試合の3回、庄子選手はオリックスの先発投手・東晃平から7球目の外角ツーシームにバットを合わせ、中前に初安打を放ちました
「とにかく三振だけはしないように、バットに当てることを意識しました」と庄子選手は振り返ります
一塁ベース上で見せた笑顔には、喜びと安堵の感情が溢れていました
しかし、庄子選手は開幕当初、プロのレベルに圧倒されたと語ります
「(₂軍の選手の)直球の伸びや変化球のキレは大学時代とは比べものにならない」と、先輩選手にこぼしたこともあるそうです
そんな彼は、スタート時は2軍での出場でしたが、柳町達選手の打撃フォームを参考にし、自身のスタイルを見直すことに取り組みました
また、初安打の直後には初盗塁も記録したものの、7回には守備でイレギュラーバウンドに対応できず初失策を記録
この日は喜びと反省が交錯する試合となりました
庄子選手は今後の目標として、「バッティングは近藤(健介)選手、守備は今宮(健太)選手、足は周東(佑京)選手のような存在になりたい」と語り、さらなる成長を誓っています
昨シーズンのパ・リーグMVPや、ゴールデングラブ賞受賞者たちを目指す姿勢には、今後の期待が高まります
庄子雄大選手の初安打は、若手選手にとって大きな励みになる出来事です。今後、彼がどのように成長していくのか注目が集まります。また、先輩選手たちの背中を追う姿勢は、チーム全体の士気向上にもつながりそうです。
キーワード解説
- プロ初安打とは? プロスポーツ選手が公式戦で初めてヒットを打つことを意味します。
- スタメンとは? スターティングメンバーの略で試合開始時に先発出場する選手たちを指します。
- イレギュラーバウンドとは? ボールが不規則なバウンドをすることを指し、守備が難しくなります。

