オリオールズ・菅野智之、メッツ戦で6回3失点の快投を見せる

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 ◇インターリーグ オリオールズ7―3メッツ(2025年7月10日 ボルチモア) ボルチモア・オリオールズの菅野智之投手(35)が、10日(日本時間11日)に行われたメッツとのダブルヘッダー第2戦に先発しました

現地で前巨人監督であり、菅野の伯父にあたる原辰徳氏(66)らが観戦する中で、菅野は6回を投げて3失点という成績を残し、今季7勝目を挙げました

 菅野は本来、9日の試合で先発予定でしたが、雨天により中止となったため、スライド登板での出場となりました

その初回、先頭打者のニモに中前打を許し、さらにリンドアに右越えの二塁打を浴びて無死二、三塁のピンチを迎えます

続く打者のソトを遊ゴロに打ち取ったものの、その間に三塁走者のニモが生還し、早速先取点を許してしまいました

なおも1死三塁から4番のアロンソには右犠飛を打たれ、2点目を失います

 ただ2回と3回は3者凡退に抑えて立ち直りを見せ、4回には2四球を出して2死一、二塁の場面でバティに右前打を浴び、同点に追いつかれました

それでも、5回には2死一、二塁でアロンソをフルカウントからニゴロに打ち取って追加点を与えず、6回には相手打線を完全に封じました

これにより、菅野は登板6試合ぶりにクオリティースタート(QS)を達成しました

 この日の投球内容は6回4安打3失点、2奪三振で、防御率は4.44に改善しました

試合中はファンからスタンディングオベーションを受けるほど、応援が飛び交いました

菅野はマウンドを降りる際、家族や原氏に帽子を取って感謝の意を表しました

 オリオールズの打線も好調で、3回にはウエストバーグが10号2ランを放ち、逆転に成功します

さらに5回にはカウザーの適時打と相手三塁手の失策によって追加点を奪い、試合を優位に進めました

原氏は試合後、「菅野は新鮮な形で野球に取り組んでいる」と評価し、35歳でのメジャーリーグ挑戦を称賛しました

菅野投手は35歳にしてメジャーリーグに挑戦し、伯父である原氏の目の前で素晴らしい投球を見せました。試合内容からも、彼が高い集中力と技術を持っていることがわかります。また、クオリティースタートを達成したことは、今後の活躍への期待を高める要素でもあります。
キーワード解説

  • クオリティースタート(QS)とは?:先発投手が6回以上投げ、自責点が3以下で試合を終えることを指し、投手の安定したパフォーマンスを示す指標となります。
  • ダブルヘッダーとは?:同じ日に2試合行うことを指し、通常は天候や日程による調整で実施されます。

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