オリオールズ・菅野智之投手が7勝目を挙げる~ダブルヘッダー第2試合で貴重な勝利を手に
米大リーグでオリオールズの菅野智之投手(35)が10日(日本時間11日)、本拠地オリオールパークで行われたメッツとのダブルヘッダー第2試合に先発し、6回4安打3失点の内容で7勝目をマークしましたこの日は最速95.2マイル(約153.2キロ)の速球を投げ込み、2三振を奪い、3四球を与えるなどの投球でした
菅野は、当日が前半戦の最終登板であり、前日からのスライド登板だったことが影響していました
試合は初回から波乱の展開で、無死二、三塁のピンチから3番のソトに遊ゴロの間に先制点を許し、さらに4番アロンソに右犠飛を打たれて2点を失いました
しかし、2回からは立ち直りを見せ、3者凡退を実現
その後、オリオールズはウェストバーグの逆転2ランを含む3得点でリードを奪い、菅野に有利な条件を提供しました
3回も3者凡退に切って取り、4回には四球を与える場面がありながらも、最終的に貴重な勝利を得ることができました
菅野は、6回を投げ切るのは6月3日のマリナーズ戦以来のことで、これで自責点3以下の「クオリティスタート」は7度目に達しました
クオリティスタートとは、先発投手が6回以上を投げて3自責点以下の成績を残すことを指します
当初は9日(同10日)に先発予定でしたが、雨天中止に
この日は訪問していた巨人前監督の原辰徳氏(66)との再会が注目されました
菅野は「雨男ですいません」と冗談を交えながら頭を下げ、原氏は「いい表情をしていましたね」と褒める一幕もありました
今シーズン、菅野は18試合で7勝5敗、防御率4.44という成績で前半を終えました
序盤は好投が続いていましたが、6月に入ると防御率が6.20と落ち込み、疲労やプレッシャーから苦しい投球が続いていました
それでも、35歳のオールドルーキーはローテーションを守り、米国流の中4日登板にも適応しています
菅野投手の最近の投球内容と成績を踏まえると、彼が持つ課題を克服することが今後の鍵となります。特に高齢でもあるため、身体のコンディションやメンタル面の管理が重要になってくるでしょう。さらに、元監督との再会が彼に与えた影響や、期待に応える姿勢も注目される点です。
キーワード解説
- クオリティスタートとは?先発投手が6回以上を投げて3自責点以下の成績を残すことを指し、投手の安定感を示す指標となります。

