高校野球兵庫大会:東洋大姫路が高砂を制し、次のステージへ進出

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2025年7月11日、全国高校野球選手権兵庫大会の2回戦が、ウインク姫路で行われ、東洋大姫路が高砂を9対2で下した

高砂は今春の選抜大会出場校という経験を持ちながら、シード校の壁に阻まれる結果となった

この試合で高砂の先発投手を務めたのは背番号10の左腕・幸田柾輝(3年)であり、彼は4回1/3を投げ、9安打5失点という成績となった

幸田は初回を3者凡退に抑え、開始早々の安定した投球を見せたが、打線が2巡目に入った3回に力を発揮できず、4連打を浴びて3点を失った

一方、東洋大姫路の先発投手は右腕・木下鷹大(ようた=3年)で、彼は高砂打線を要所要所で封じ込み、計9安打を浴びながらも失点を最小限に抑えた

高砂は初回に勢いを持って攻め込んだものの、東洋大姫路の巧みな守備と投球に抗えなかった

高砂は、NPB(日本プロ野球)歴代3位の通算320勝を挙げた小山正明さん(元阪神、ロッテなど)の母校であり、5日の1回戦では西宮今津を4対1で破った後、この試合に臨んだ

小山さんの死去を受けて、選手たちは彼への想いを胸にプレーしており、幸田は試合後に「先輩方からも“悔いは残すな”と言われてきて、全力でプレーしたので悔いはありません」と語り、うっすらと涙を浮かべながらも前向きな姿勢を見せた

この試合は、高校球児たちの情熱と苦悩を物語っているように感じます。幸田選手が示した前向きな姿勢は、結果にかかわらず、努力したことの価値を再認識させてくれます。また、高砂の選手たちが小山正明さんに捧げる思いを胸に試合に臨んだことは、彼の偉大さを改めて感じさせます。高校野球は、勝ち負けだけではなく、思い出と感動も提供してくれる素晴らしい舞台です。
キーワード解説

  • NPBとは?日本プロ野球の略称で、国内のプロ野球リーグを指します。多くの才能ある選手が所属し、人気の高いスポーツであることから、社会的な影響力も大きいです。

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