高校野球兵庫大会:高砂、名門東洋大姫路に敗北

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◆第107回全国高校野球選手権兵庫大会▽2回戦 東洋大姫路9―2高砂=7回コールド=(11日・ウインク)兵庫大会の2回戦が行われ、高砂高校は東洋大姫路に対して、9対2で敗れました

この試合は、元阪神タイガースのエースであり、今春に心不全で亡くなった小山正明さんの母校である高砂にとって特別な意味を持っていました

主に近畿大会での秋春連覇を達成している東洋大姫路の打線は、試合開始から圧倒的な攻撃力を見せ、高砂の投手陣に15安打を浴びせました

高砂は7回にコールド負けを喫したものの、反撃も見せました

4回には静谷蓮一塁手(3年)が左前適時打を放ち、6回にはさらに右中間に適時二塁打を記録しました

この試合で静谷は全体で9安打を記録し、チームの奮闘を支えました

高砂高校は5日の初戦で西宮今津に勝利した後、東洋大姫路戦に向けて再び準備を整えており、OBの大学生から打撃投手を務めてもらい、対策を練っていました

静谷は「1週間くらいしっかり対策をしてきたので、自分のスイングができて良かった」と反省交じりにコメントしました

小山正明さんは、1953年に高砂高校から阪神タイガースに入団し、通算320勝を達成した名投手です

彼は2001年に野球殿堂入りも果たしています

静谷は試合後、「天国でも見守ってくれている中でプレーできて良かった

仲間と過ごした約2年半が本当に楽しかったです」とコメントし、感謝の意を表しました

高砂高校の敗北は予想された結果でもありましたが、選手たちの頑張りと小山正明さんへの思いが伝わる試合でした。特に静谷選手の活躍が光り、今後の成長が期待されます。同校の選手たちが小山さんの遺志を受け継いで進んでいく姿勢が、未来の感動につながることでしょう。
キーワード解説

  • コールドゲームとは?:試合が特定の条件により早期終了すること。通常、相手チームがリードしている場合に適用されます。
  • 打撃投手とは?:選手やチームが打撃練習を行う際、投球する役割の選手のことです。主に技術向上を目的としています。
  • 野球殿堂とは?:特に優れた業績を残した野球選手や関係者を称えるための制度です。選ばれた者は記念の殿堂に名を刻まれます。

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