現地観戦した両親、伯父で巨人前監督の原辰徳氏（６６）＝オーナー付特別顧問＝、２０１７年ＷＢＣで投手コーチを務めた権藤博氏らが観戦する中、前半戦最終登板を白星で締め、「両親の前で勝ちたかったし、いい姿を見せたかったので
プラスアルファの力になった」とほほ笑んだ
菅野選手はこの日の試合で、初回に2失点を喫したものの、最速95.2マイル（約153.2キロ）のツーシームを筆頭に、計6種類の球種を駆使
特にスイーパー、カットボール、そしてスライダー系を左打者に対して効果的に使用し、「今までにない攻め方ができた」と手応えを感じている様子だった
逆風に立たされていた最近の5試合では防御率8.87と厳しかったが、「ここまで打たれたことはなかったけど、ある程度は苦しい戦いになるのは覚悟して来てるし、壁に当たって打開できたとは思わないけど、底は脱したと思う」と上昇気流を感じ取った
現地観戦した原辰徳氏との再会について、菅野選手は「新鮮に取り組んでいる」と評した恩師の言葉に対し、「守るものはないですから
遠くまで来てもらって、本当にうれしかったし、まだまだ成長した姿を見せたい」と力強く語った
35歳のオールドルーキーが後半戦も若々しく挑戦を続ける姿に、多くのファンが期待を寄せている
菅野選手の最近の試合での苦戦にも関わらず、この日の勝利は彼自身の成長を示す重要な一歩です。特に、自身の親族が観戦する中でのパフォーマンスは、彼にとって大きな励みになったことでしょう。今後の試合でもその調子を維持し、多くのファンの期待に応えてほしいです。
キーワード解説
- ツーシームとは？：ツーシームは、ピッチャーが球を投げる際に、通常のストレートよりもわずかに回転を少なくして、速度を得ながらも打者に対して変化を与える球種です。
- スイーパーとは？：スイーパーは、ボールが空気抵抗の影響を受けて、いわゆる「スライダー」のように横に曲がる球種で、打者を欺くために使用されます。
- 防御率とは？：防御率は、ピッチャーが1試合あたりに許す得点の平均を示す指標で、一般的に数字が低いほどピッチャーの防御力が高いとされています。
