佐倉高校、長嶋茂雄さんに捧げる白星!千葉大会で圧勝

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◇12日 全国高校野球選手権千葉大会2回戦 佐倉10―2千葉工(袖ケ浦市営球場)=8回コールドゲーム 2025年7月12日、全国高校野球選手権千葉大会の2回戦で、佐倉高校が千葉工業高校を10対2で破り、コールド勝利を収めた

この勝利は、ことし6月に89歳で逝去した野球界の巨星、長嶋茂雄さんの母校が達成したもので、大先輩に弔いの白星を捧げる形となった

長嶋さんの影響を受けた選手たち

長嶋茂雄さんといえば、巨人軍の象徴的な存在であり、背番号3の「4番サード」として知られている

試合の8回、同じく「4番サード」を務める斎藤慶明内野手(3年)は、中越えの2点三塁打を放ち、勝利に大きく貢献した

斎藤選手は「4番として、1本打ちたいと思った」と嬉しさを語った

さらに、背番号3の石井勇輝内野手(3年)は4安打1打点を記録し、チーム全体で16安打を放つ圧倒的な攻撃を見せた

ユニホームに込められた思い

選手たちは、ユニホームの内側に喪章を縫い付け、長嶋さんへの哀悼の意を表しながらプレーしていた

奥村武広監督は、「この夏は今まで以上に注目される

センターへいい風が吹いていて、長嶋さんの風が打球を運んでくれた

雲の上からのお力も借りて、1勝を届けられました」と、選手たちを称賛した

思い出のある選手たち

斎藤選手は、小学生の頃に佐倉市内で長嶋さんの野球教室に参加した経験があり、父から「4番サードは長嶋さんと同じ立ち位置」と言われてプレッシャーを感じていたという

しかし、彼は「楽しくプレーできました」と振り返った

今回の佐倉高校の勝利は、長嶋茂雄さんへの偉大な敬意を表すもので、選手たちが一体となって勝ち取ったものです。彼らの中には、長嶋さんからの影響を受けている人も多く、感慨深い試合となりました。このような歴史的な背景がある試合は、選手たちにとって特別な意味を持つことでしょう。
キーワード解説

  • コールドゲームとは?試合時間や点差によって、一定の条件が満たされた場合に早く試合を終える形式のことを指します。
  • 4番サードとは?野球において、打順で4番目に登場し、主に三塁を守る選手のことを指します。チームの主力打者であることが多いです。

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