ロッテ、連敗続きで借金17に増加 – 種市の投球と打線の苦悩

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 「ロッテ1-5西武」(12日、ZOZOマリンスタジアム)で、ロッテは引き分けを挟んだものの、連敗が4に達し、今季の借金はワーストの17に達した

試合では、先発・種市が対西武戦での7連勝の記録を更新できなかった

 試合開始早々、初回と二回に制球不安から先行を許し、走者を溜めた結果、犠飛で2点を奪われる厳しいスタートとなる

種市は三回以降、奪三振能力のあるスプリットを駆使し、七回まで内野安打を1本に抑える見事なピッチングを見せたが、八回には安打と犠打でピンチを招き、続けて四球で満塁となった

この場面で、仲三河選手に走者一掃の右中間二塁打を打たれ、降板することとなった

 試合後、種市は「今日は試合を壊した僕の責任です」と自らを責めた

吉井監督は「初回、二回、八回に抑えたいという気持ちが強すぎて、体が乱れてしまった

気持ちと体のコントロールが求められる」と課題を指摘した

 攻撃面でもロッテは西武先発・与座の緩急自在の投球に苦しみ、多くの得点機会を逃した

四回に1死一、二塁としたものの、4番の山本選手、5番の西川選手が凡退

さらに六回には2死二、三塁の好機をつくったが、西川選手が初球を打ってしまい投ゴロに倒れ、得点できなかった

この後、八回に安田選手の犠飛で完封負けを免れた

 与座投手は、前回の対戦での惨敗を考慮すればロッテにとって脅威となる存在であった

吉井監督は「前回やっつけたから、同じような対策を立てて挑んだが、それを上回るピッチングだったと思う

反省が必要だ」と述べ、次回に向けた気持ちを新たにした

今回の試合はロッテにとって非常に厳しい内容となった。特に種市選手の制球が定まらない場面が目立ち、早い段階でリードを許してしまったことがチームにとってマイナス要素となった。また、与座投手のファインピッチングもあり、打線が全然ついていけなかった。今後の改善点はたくさんあると感じた。
キーワード解説

  • 借金とは?:チームが現在のところ負け越しを持つ状態を指し、勝利数よりも敗北数が多いため、経済的には「借りがある」という意味から来ている。
  • 制球とは?:投手がボールを投げる際に、意図した場所に正確に投げる力のことを指す。良い制球力はピッチングの精度を高め、得点を防ぐためには非常に重要である。
  • スプリットとは?:スプリット・フィンガー・ファストボールの略で、ボールが投げられた後に急激に落ちる特徴を持つ変化球の一種。これを駆使することで、相手打者を翻弄することができる。

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