中日・大野雄大が3年ぶりの完投勝利、石伊雄太の成長が光る

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【岩瀬仁紀の目】◇12日 中日7―1広島(バンテリンドームナゴヤ) 中日ドラゴンズは、先発投手の大野雄大が1失点で完投し、今季の3連勝を果たした

この試合での完投は、2022年8月12日の阪神戦以来3年ぶりの記録となり、大野は今季の勝利数を5に伸ばし、通算では91勝を達成した

これにより、中日のOBであり伝説的投手の今中慎二さんと同じ勝ち星に並んだ

大野の好投を支えたのは、バッテリーを組むこととなったドラフト4位の新人捕手、石伊雄太である

大野は「相手に的を絞らせない配球をしてくれた」と感謝の意を表し、ストレートを意識させつつ、ツーシームなどの変化球を効果的に駆使することで、広島打線をわずか4安打に封じ込めた

そして、石伊は打撃面でも活躍を見せ、3回には左翼線に適時打を放ったことが、チームの5点目をもたらす重要な一打となった

中日スポーツ評論家の岩瀬仁紀さんも、「リード(キャッチャーの配球)はうまくかわせるようになってきたし、両サイドも使える

落ち着いてサインを出せている」と、石伊の成長を高く評価している

また、「これまでは使ってもらっていた立場だったが、今は自分が出て、試合を作ろうという意識が出ている」と新たな成長も感じさせる

さらに、石伊は7月の月間打率が3割8分1厘に達するなど、打撃面でも結果を出しており、現在の状態では今後も出場機会が増えることが予想される

「石伊にとってはレギュラーをつかむ大チャンス」との期待も寄せられ、多くのファンがその活躍を注目している

中日の大野投手が久々に完投勝利を果たし、石伊捕手の成長が評価されています。特に変化球やリードとしての戦術的な活躍が重要視され、石伊の打撃成績も好調です。この勝利はチームにとっての大きなステップとなりそうです。
キーワード解説

  • 完投とは?投手が試合を最後まで投げることを指し、特に失点が少ない場合、チームの勝利に大きく貢献することが期待されます。
  • 変化球とは?ストレート以外の球種で、投手が速さや角度を変えたり、ボールの回転数を調整することで打者を惑わす投球術のことを言います。
  • リードとは?キャッチャーがどのように配球を考え、投手と連携して打者に対抗するかを指示することを指します。

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