チームは現在、勝利のトンネルから抜け出せない状況にある
この試合の重要な瞬間は、2−2の同点で迎えた10回裏のプレーだ
ノーアウト一塁の場面で、ブライト選手の打球は二塁正面へのゴロとなった
ここでバスターエンドランが発動していたため、一塁走者の田中選手はスタートを切った
しかし、二塁手の菊池選手は迷わずセカンドへ送球したものの、遊撃手の小園選手は走者との交錯により捕球ミスを犯し、ボールはセンターへと抜けてしまった
この間に田中選手は三塁へ進塁し、無死一、三塁のピンチを迎えることになった
広島ベンチは4番の細川選手を申告敬遠し、満塁策を選択
しかし、その後に登場したボスラー選手が右前へ適時打を放ち、試合は終了となった
新井監督は「勝負に出たのだからしょうがない」とコメントし、ミスを犯した菊池選手をかばった
これにより、広島は7月に入ってからの成績が2勝8敗2分けと振るわず、現在5位の中日との差を1.5ゲームに詰められる事態となっている
試合は初回から中日に2点を先制される苦しい展開だったが、6回には二死一、二塁の場面で菊池選手が左翼へ2点適時二塁打を放ち、同点に追いついた
しかし、この日は2点しか得点できず、14安打を放ちながらも得点力不足が露呈した
「勝てなかったが、連敗中でチーム全体の気持ちが伝わってきた」と語る新井監督は、15日からのホームでのDeNA3連戦に向けて反撃のきっかけをつかみたい考えを示した
広島の6連敗は、選手たちの士気に影響を与える可能性があり、今後の試合でも得点力不足が続くと存続に関わる事態に陥るかもしれません。新井監督の発言からは選手たちへの信頼が感じられ、反撃のチャンスを模索している様子がうかがえます。
キーワード解説
- サヨナラ負けとは?試合が同点で迎えた最終回に、相手チームが勝ち越しの得点を挙げることで発生する敗戦のことを指します。
- バスターエンドランとは?バッターがヒットの確率を上げるために、一塁走者が次の塁に進むタイミングでスタートを切る戦術です。
- 適時打とは?打者がタイミングよくボールを打ち、得点に結びつくヒットのことを指します。

