阪神・森下のスーパー返球が試合を決定づける
<阪神2-1ヤクルト>◇13日◇甲子園にて、阪神タイガースの外野手・森下翔太選手(24)が、9回の絶体絶命のピンチにおいてスーパー返球で試合を締めくくった試合は8回終了時点で1点差の緊迫した状況だった中、ヤクルトは1死二、三塁の場面を迎えた
この局面で、ヤクルトの増田選手が放った飛球が右翼線寄りに上がり、三塁走者の俊足の武岡選手が本塁を狙う
しかし、捕球した森下は冷静に右腕を一閃(いっせん)
ワンバウンドで坂本選手のミットに収まる寸分違わぬ送球で、武岡選手をタッチアウトにした
「指にボールがかんだ感触があったし、送球のラインもすごく合っていたので、リクエストがあっても、アウトと確信していました」と森下は振り返る
映像で確認しても、まさに数ミリの勝負だった
このプレーは、チームメイト全員が吹き出すような喜びを共有する瞬間をもたらした
森下は「浜風が少し弱まっていたので、若干、差し込まれてしまった」と苦しみながらも、思った以上に打球が伸びたことを振り返った
同時に、甲子園の特異な風を熟知しているからこその見事なプレーだった
試合終了後、「こうして1点を守れれば価値がある
これからも守備で、走塁で、もちろん打撃でも貢献したい」と、今後の抱負を語った
試合を見守った藤川監督は「簡単にはいかないような気がしていたゲーム
本当にウル虎の夏、みたいな形になりましたね」と、選手たちを絶賛した
また、試合の数時間前には、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が甲子園の空に美しい五輪を描く展示飛行を行い、試合前から多くの観客を楽しませた
阪神タイガースの森下選手によるスーパー返球が印象的な試合でした。特にクライマックスでの冷静な判断と正確な送球は、彼の技術の結晶といえます。試合全体が盛り上がり、監督のコメントからもチームの一体感がうかがえました。選手たちの成長と努力が感じられる試合でした。
キーワード解説
- スーパー返球とは?あまり正確に飛ぶボールを投げることを指し、特にピンチの場面での守備において、その選手の技術が試される瞬間です。
- リクエストとは?プロ野球ではプレーの判定に疑問がある場合、監督が審判に再確認を求めることができる制度です。
- ケイティングとは?送球する際の身体の動きや体勢を調整することを言い、正確な投球に不可欠な要素です。

