ヤクルト高津監督、審判判定に物議を醸す発言
プロ野球の東京ヤクルトスワローズ（以下、ヤクルト）は、7月13日に甲子園で阪神タイガースとの一戦に臨み、1－2で敗退その結果、両リーグを通じて最初に50敗を喫したチームとなった
試合後、ヤクルトの高津臣吾監督（56）の発言がSNSやネット上で論争を巻き起こしている
試合の決定打は、6回表の佐藤輝明（26）による24号ホームランだった
この時点ではスコアが0－0の均衡を保っていたが、高津監督は、カウント1－2の状態で佐藤がハーフスイングと見なされた球について、「あんなの三振
ハーフスイングじゃない」と審判の判定を強く批判した
ヤクルトは9回に山田哲人選手のタイムリーツーベースヒットで1点差に詰め寄り、続く打者の増田選手が打った球がライトに飛ぶ
これが同点のチャンスとなったが、阪神の森下選手が素早いバックホームを見せ、オーバースライディングした武岡選手が本塁でタッチアウトとなり、逆転できなかった
高津監督の指摘したハーフスイングとは、スイングを途中で止める行為のことで、これがストライクと見なされるかどうかが問題となった
野球のルールによれば、ストライクやボールの判定に対する抗議は認められていない
そのため、高津監督の発言は試合後に行われたもので、非公式の抗議の形となった
SNSやネット上では、ファンから多様な意見が寄せられた
「スローで見たけどギリギリ振ってなかった」「この判定はビミョーだ」という意見もあれば、「スローモーションで見ると振っている様に見える」という意見もあり、審判の判定を支持する意見が多かった
試合の裏の高津監督の真意
高津監督の発言がなぜこれほど注目を集めたのかそれは、監督自身が選手を守るために審判の判定に異議を唱えることで、選手たちに勇気を与えようとしたのかもしれない
しかし、審判の判断は時に微妙であり、その結果が試合の勝敗を大きく左右することもある
高津監督の審判に対する発言は、野球における微妙な判定の難しさを理解させてくれる。しかし、一方でその発言が選手やファンに与える影響も考慮すべきだ。特にSNSでは様々な意見が飛び交い、意見が割れるのは当然である。判定の微妙さを改めて考えさせられる出来事であった。
キーワード解説
- ハーフスイングとは？打者がバットを振こうとしたが、途中で止めた状態のことを指し、審判はこれをチェックし、スイングかどうかを判断します。
- リクエストとは？野球において監督が特定の判定を再検証するために審判に依頼することを言います。これに応じて審判は映像を確認します。
- 抗議とは？試合中、監督や選手が審判の判定に対して不満を表す行為です。しかし、特定の判定に対しては公式に抗議することができません。
