プロ野球オーナー会議、来季からファームの3地区制を承認

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2025年7月14日、東京都内にて行われたプロ野球のオーナー会議では、来季から導入されるファームの3地区制についての承認が得られた

この新体制は、今年から新たに公式戦に参入する新潟のオイシックスと静岡のくふうハヤテを含むもので、イースタンリーグには8球団、ウエスタンリーグには6球団が構成されることとなる

ファームとは、プロ野球球団の2軍や育成選手を含むチームのことで、選手育成や怪我からの復帰後のリハビリなどが主な役割を担う

ファームの公式戦は、プロ野球振興を目的に各地域で選手の裾野を拡大することが期待されている

地区分けの詳細

新しい3地区制では、以下のように球団が分けられた:
地区 参加球団
西地区 阪神、広島、オリックス、ソフトバンク
中地区 巨人、西武、DeNA、中日、くふうハヤテ
東地区 ヤクルト、ロッテ、日本ハム、楽天、オイシックス

課題と展望

新たな地区制の導入によって、開催地が広域に分散されるため、移動経費の増加や移動に伴う練習時間の確保といった新たな課題が浮上している

また、中村事務局長は、今後本拠地移転が見込まれるチームが存在すると説明しており、このグループ分けが永遠に続くわけではないことも付け加えた

今回のオーナー会議での決定は、プロ野球のファームの運営に新たな枠組みをもたらすものである。参加球団の地理的分散により、地域に根ざした育成やファンの増加が期待されるが、同時に移動コストや練習時間の課題も露呈している。これらの課題をどう解決していくのかが今後の焦点となるだろう。
キーワード解説

  • ファームとは?:プロ野球球団の2軍や育成選手を含むチームで、選手の育成やリハビリが主な役割です。
  • イースタンリーグとは?:プロ野球における2軍のリーグの一つで、主に東京・千葉・埼玉などの地域に球団が所属しています。
  • ウエスタンリーグとは?:イースタンリーグに対するもう一つの2軍リーグで、関西や九州地域の球団が集まっています。

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