7月14日の時点で、チームは3位のDeNAに2.5ゲーム差の5位に位置しており、37勝44敗という厳しい戦績が続いています
そこで、野球データ分析に精通したアナリストに話を聞き、チームの状況を探ります
「打てない中日」を象徴する“ふたつの奇策”
セ・リーグ5位の中日は、7月9日からの4連勝により、DeNAとの差を縮めましたが、依然として得点力不足という深刻な状況に置かれています現在、チームの1試合あたりの平均得点は2.52で、12球団中最も低い数字です
これは立浪和義前監督時代から続く問題で、主力選手の負傷や不調も影響しています
試合の厳しい状況
得点力の不足は、試合の終盤における“奇策”にも現れています4月30日の阪神戦では、9回2死満塁の場面で山本泰寛がセーフティーバントを試みましたが失敗に終わりました
一方、6月28日の広島戦では、9回のビハインドにおいて尾田剛樹がホームスチールを狙ったものの、こちらもアウトとなりました
負のスパイラル
選手たちの中に“打てない”という意識が染みついていることは、こうした試みからも窺えます特に、これらの状況は「うちは貧打だから」という後ろ向きな考えが影響している可能性があります
これは、選手と首脳陣の両方に共通する問題であり、結果的に負のスパイラルを生んでいるようです
中日ドラゴンズが抱える得点力不足は、長年にわたる問題であり、井上一樹監督が就任してからも解決の目処が立っていません。選手たちの心理的負担や試合戦略に影響を与えている現状は、今後のチームの成績にも重要な関わりがありそうです。
キーワード解説
- 監督とは？プロの選手を指導し、チームの戦略を決定する役割を担った人。
- 得点力とは？試合において得点を挙げる力のこと。得点力が高いチームは多くの得点を挙げる。
- 奇策とは？通常とは異なる戦術や手法を用いて、相手を驚かせる行動を指す。特に野球では、攻撃時に使用されることが多い。
