西武・平良海馬、抜群の安定感でリーグ最多セーブ達成

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(パ・リーグ、西武-日本ハム、12回戦、14日、東京D)沖縄の守り神「シーサー」のようにチームの勝利を守り続けているのが、西武の守護神、平良海馬投手(25)である

彼は今年の試合前時点で32試合に登板し、防御率1・15を記録、リーグ最多の20セーブを達成した

5月20日の楽天戦(盛岡)以降、16試合連続無失点を記録した最速160キロを投げる右腕は、その好調の理由を語る

平良は「どうやったら良くなるか考えてきた

球速が上がってきた」と話しており、順調な成長を見せている

彼は沖縄・石垣市出身で、沖縄の気温が上昇する中、その剛腕が本領を発揮していることが伺える

特に、7月2日に行われたオリックス戦(那覇)では、自身の最速に迫る球速158キロを計測し、1回を1安打無失点、1奪三振という好投を見せた

「何か自然と力が入る感じがあった

良かったと思います」と充実した表情を見せた

この日は野球日本代表「侍ジャパン」の井端監督が試合を視察に訪れ、2021年東京五輪で金メダルを獲得した平良について注目していた

彼は来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について「呼んでもらえるなら出たいです

でもまずは、シーズンをちゃんと頑張りたいです」と、代表入りへの意欲も示した

今シーズンのチームは現在4位に位置している

平良は「ゼロで帰ってきて、エネルギーをみんなにあげられるように」と、チームの上位進出に向けて気を引き締めている

先発投手の隅田が日本ハム・水谷に先制の2ランを浴びたものの、平良は出番が訪れる試合展開とはならなかった

しかし、彼は緊張感を持ち続け、戦況を厳しく見つめる姿勢を崩さなかった

平良海馬投手の活躍は、彼の成長を如実に示している。特に、リーグ最多の20セーブを達成したことは、その安定したパフォーマンスを象徴するものである。ワールド・ベースボール・クラシックに対する意欲も感じられるが、まずはチームの勝利に貢献する姿勢は素晴らしい。今後のさらなる活躍が期待される。
キーワード解説

  • 防御率とは?:投手の成績を示す指標の一つで、投手が投げたイニングに対してどれだけの自責点を許したかを示します。防御率が低いほど、投手の成績が良いことを意味します。
  • セーブとは?:試合の終盤で、リードを守って試合を締めくくる役割を果たした投手に与えられる称号です。状況によってはセーブの条件が異なります。
  • 奪三振とは?:投手がバッターを三振に仕留めた回数を示す指標です。奪三振が多いほど、投手の球威や技術が高いことを表します。
  • 凱旋登板とは?:選手が母国や故郷で行われる試合に出場することを指します。特に、その選手にとって特別な意味を持つことが多いです。

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