194センチという長身から繰り出される直球を武器に、西武打線を圧倒した
特に、試合序盤から中盤にかけてはその制球力を発揮し、わずか2安打1失点に抑え、プロとしては2度目の完投となった
試合は東京ドームで行われ、観客は4万人以上が詰めかけた中、達は絶妙なピッチングで敵地の雰囲気をものともせず投球
六回までに許した安打はわずか1本であったが、七回には西武のネビン選手にホームランを浴び、続く山村選手には四球を与えた
山村選手が一塁に出塁すると、度重なるけん制が行われたが、スタンドからはブーイングが起きた
しかし、達は冷静に次の打者を打ち取り、試合の流れを引き戻した
九回にマウンドに向かう際、達は「気持ちは楽だった」と発言
3人をあっという間に片付け、試合は終了した
試合前に視察していた侍ジャパンの井端監督も彼のパフォーマンスを高く評価しており、今後の活躍に期待を寄せている
達自身は「選ぶのは向こうなので」と前置きしつつ、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場したいという意向も示した
「次は完封でいきたい」という達の言葉には、自信と挑戦への意欲が詰まっていた
達選手の強心臓ぶりは、若干21歳とは思えない冷静さと自信の表れです。彼の投球は、圧倒的なパフォーマンスと相まってファンの期待を高めています。特に、九回のマウンドでの余裕ある投球は、今後の成長が期待できる大きな要素と言えます。日本ハムの未来を担う選手として、ますますの活躍を期待したいです。
キーワード解説
- 完投とは?試合で投手が9回をすべて投げきり、勝利を収めることを意味します。
- 直球とは?投手が球速を重視して投げる球種で、ストレートとも呼ばれています。打者にとっては最も打ちやすい球種です。
- けん制とは?一塁や二塁に走者がいるとき、投手がその走者を牽制するために行う投球動作です。
- 侍ジャパンとは?日本の野球代表チームで、世界大会に出場します。
- ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)とは?4年ごとに行われる野球の国際大会で、各国の代表が競い合います。

