巨人の新外国人キャベッジ、貧打なチームの中で奮闘も苦悩の連続

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 阪神がプロ野球セントラル・リーグで首位を走る中、追いかける巨人は貧打という大きな課題を抱えている

その中で、長距離砲として期待される新外国人トレイ・キャベッジが苦しんでいる状況が報告されている

 キャベッジはメジャーリーグで通算67試合出場し、2本塁打という実績は目立っていないものの、2023年には3Aで打率.306、30本塁打、32盗塁を記録し、いわゆる「トリプルスリー」を達成する実力を持っている

「トリプルスリー」とは、打率3割、30本以上のホームラン、30盗塁を同一シーズンで達成することを指し、非常に高い業績とされる

 来日当初は期待に応え、開幕戦でヤクルト相手に初ホームランを放ち、続けて2試合連続で3ランホームランを打つなど急成長を遂げた

しかし、岡本和真選手の離脱後、4番に座るようになったものの、6月に入るとパフォーマンスが急激に低下

月間打率は.129、0本塁打、3打点という厳しい数字に終わった

 この苦境の克服に向けてキャベッジは「ストライクゾーンから落ちる変化球に苦戦している」と語り、焦りから強引に引っ張る場面が増え、自らのプレーを崩してしまったことを認めている

 7月1日の阪神戦では、1点差を追う場面で先頭打者として代打出場し、右前打を放つも、二塁を狙ってアウトになるという痛恨の走塁ミスが発生

これに対して巨人の阿部慎之助監督は試合後に苦言を呈し、チーム全体のプレッシャーが影響していることを示唆した

 来シーズンの契約延長が懸念される中、他の球団からの評価は依然として高い

セ・リーグのスコアラーは「キャベッジは日本で成功できる資質を持っている」と述べ、打席でのアプローチを変えることが重要であると指摘した

トレイ・キャベッジ選手の苦境は、プロ野球チームのプレッシャーを示しています。特に新外国人選手は適応が難しい一方で、力を証明する機会も多く、彼の未来がどうなるのかが注目されます。
キーワード解説

  • トリプルスリーとは?打率3割、30本以上のホームラン、30盗塁を同一シーズンに達成することで、非常に高い達成度とされます。
  • 変化球とは?打者がボールを見たときにはまっすぐに見えても、実際には軌道が変わる球のことを指します。特にストライクゾーンから落ちるものは打者にとって難しいです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。