この試合は、広島東洋カープの床田との投手戦となり、両者を含む緊迫した展開が繰り広げられた
東投手は序盤から丁寧なコーナーに対する投球で球数を抑えつつ次々とアウトを重ねる
特に8回には2死満塁という最大のピンチに直面したが、広島の強打者である菊池に対し、3球続けてツーシーム（縦に落ちる変化球）を投じて見事に二飛に仕留め、危機を脱した
最終的に93球という省エネ投球で役割を全うし、3年連続での2ケタ勝利へ王手をかけた
試合を振り返ると、7回まで71球を投げ2安打無失点という成績で、完封を期待させるほど
この段階までのピッチングには安定感があり、メトロノーム（一定のリズムを保つ器具）のような投球が見られた
試合の重要局面で投手自身も「投げて後悔しない球の選択をした」と振り返り、信頼を寄せるキャッチャーのサポートにも感謝の意を示している
東投手は今シーズン、疲労を考慮して登板間隔を調整しており、中7日といった幅を持たせて戦ってきた
これにより体力的には軽減されつつ、1試合の重みが増す形となったが、「0に抑えたら負けることはない」とエースとしての自覚を強調した
総じて、東投手の強い意志が投手戦での粘り強い投球に繋がっている
試合後、DeNAの三浦監督は、「8回の状況でよく粘った
点を取った後の重圧の中で守りに入らず、良く投げた」とその奮闘を称えた
これでチームは2連勝、借金も1に減少し、後半戦に向けての追い上げの気配を見せている
今回の試合では、東投手が見せたピッチングは素晴らしいものでした。特に、2死満塁という厳しい状況でも冷静に投球できたことはエースとしての自信を深める要因になったでしょう。チーム全体としても、借金を1に減らし、前向きな流れをつかむ契機が生まれました。
キーワード解説
- ハーラーとは？：ハーラーは、投手が獲得した勝ち星の数を示す指標で、特にシーズン中の成績を比較する際に重要な要素となります。
- ツーシームとは？：ツーシームは、速球系の変化球で、球が投げる際に縦に落ちるような軌道を描くため、打者にとっては打つタイミングが難しい球です。
