広島、極端な貧攻で7連敗を喫す – 打線の迷走が続く

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「広島0-1DeNA」(15日、マツダスタジアム)において、広島東洋カープはまたしても完封負けを喫し、チームはこれで7連敗となった

特に心配されるのは、広島が「3得点以下」を16試合連続で続けているという極端な攻撃力の低下である

デイリースポーツの評論家・岡義朗氏は、チャンスに一本すら出ない打線について「マジメがアダになっているのではないか」と指摘し、よりシンプルな攻撃スタイルを求めた

マジメが仇に?打撃の意識が足かせに

岡氏は「マジメがアダになっている」という見解を示し、若い選手たちの良さが仇となっている傾向があると分析した

その一例として、三回に無死二塁の場面での二俣の打席を挙げている

この時、三塁線への二塁打を放ったモンテロが二塁に進んでいた

フルカウントになった後、二俣はファウルで粘ったが、走者を進めようとする意識が右方向へ傾きすぎていると岡氏は指摘する

また、ベンチからの送りバントのサインが出ていなかったことは、監督の新井監督が二俣に任せた意思表示とも取れる

この場面では、あくまでヒットを狙う気持ちを持つべきであった

思考が逆効果に?打者の意識が偏る

二俣の打撃では、結果的に投ゴロとなり、モンテロが挟殺される形となった

岡氏は「やろうとしていることが裏目に出る典型例」と述べ、次の打席では中村奨も内角の直球を見逃し三振となった

この日、広島は16試合連続で3得点以下であることが記録された

その期間に記録した合計得点はわずか22点であり、セ・リーグ1位だったチーム打率が急激に下降し、厳しい状況に陥っている

期待される打撃改革とチームの心構え

チャンスを作っても決定的な一本が出ない広島打線

選手たちは既に打開策を考えているだろうが、それが実現しない苦しさを岡氏は理解しつつも、外から見ると教科書通りの野球を意識したあまり、選手が小さくなっているように感じる

岡氏は「サインが出ていないなら、自分の打撃に専念するべき」と提案

自分を苦しめず、シンプルな思考で放たれる打撃が必要であると強調している

広島の打線の貧困状態が続いており、その影響でチームは深刻な状況にある。選手たちが思うようなプレーができていない様子が伺え、信頼されている監督の指示に従いつつも、選手それぞれが自信を持ってプレーすることが求められていると思う。シンプルな打撃ができれば、改善の道が開けるかもしれない。
キーワード解説

  • 貧攻とは?:チームの打撃力が低いために得点ができない状態を指します。
  • サインとは?:野球において、監督やコーチが選手に行動を指示するための合図のことです。
  • フルカウントとは?:ボールとストライクの数がともに3まで到達した状態で、次の球が投げられると必ずボールかストライクになる状況です。
  • 内角とは?:バッターにとって体の近くに投げられるボールのことを指します。投手がこのコースを攻めることで打者を打ち取ることが狙いです。

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