7月12日のDeNA戦では、「二番・中堅」として先発出場し、初回には無死三塁の好機で大貫晋一の初球にスプリットを打ち返し、中堅フェンス直撃の適時二塁打を放った
続く2回の打席では二塁内野安打、5回には左前打を放ち、結果的に3安打を記録する「猛打賞」を達成し、試合の勝利に大きく貢献した
翌日の試合でも、佐々木は先制の2点を叩き出し、2回には一、三塁のチャンスで内角のカットボールを中前に打ち返し、7回にはセーフティーバントを試みた後、左前打を放つなど、3試合連続でマルチ安打の活躍を見せている
一軍再昇格後は16打数9安打で、驚異の打率.563を記録している
一軍と二軍の違い
佐々木は昨年、一軍で59試合出場しながらも打率.231、0本塁打、6打点と結果を出せず、ファームに降格したイースタン・リーグでは47試合出場して打率.328をマークしていたものの、一軍では苦しんでいた
しかし、7月に再昇格してからは打撃スタイルを見直し、強引に引っ張るのではなく中堅から逆方向への安打が増加している
刺激となる後輩
プロ2年目を迎えた佐々木は毎試合が勝負の場であり、24歳でプロ入りした背景がある新人の昨年は開幕戦にスタメン出場したが、成績は芳しくなくファームでの経験が多かった
今年に入っては、刺激となる存在として同じドラフトで入団した泉口友汰が目を引く
泉口は現在、74試合に出場し、打率.281、4本塁打を記録し、球宴にも初選出された
佐々木も負けてはいられない状況だ
今回の佐々木俊輔選手の活躍は、彼の成長を実感させるものです。一軍と二軍ではレベルが異なるため、苦しい時期もあったが、打撃スタイルを見直し好成績を収めており、同じチームの若手選手が刺激になる中で、彼がどのように成長していくのか楽しみです。
キーワード解説
- イースタン・リーグとは？ イースタン・リーグは、日本のプロ野球における二軍リーグの一つで、主に関東地方のチームが参加しており、選手たちが一軍昇格を目指しながら戦っています。
- セーフティーバントとは？ セーフティーバントは、守備の隙を突いて、投手や野手の近くにボールを転がし、自分が安全に塁に出ることを狙った戦術です。
- カットボールとは？ カットボールは、直球に似た球種でありながら、わずかに横に曲がる特徴があり、打者にとってはタイミングを外されやすい球です。
