早川選手は育成ドラフト3位で入団し、これまで2軍では主に先発投手として12試合に出場し、6勝1敗、防御率3.16という好成績を残していた
プロ初登板となったこの試合、早川選手は5点ビハインドの9回に登板
しかし、状況は厳しく一死一、三塁という場面でマウンドに立った
初球から緊張が見え隠れしていたが、次の球で痛恨のボークを犯してしまった
このボークによって三塁走者が生還、結局その失点が決定的となり、中日相手に6点目を献上する結果となった
なお、早川選手は続く高橋宏選手を空振り三振に打ち取るも、初登板での失点は記憶に残るものとなった
早川選手はその後、ボークの判定について「緊張してしまった
ボークは人生で初めてだと思う」と振り返った
また、ファンから受けた激励の声に感謝を述べ、「頑張れ」「これから頼むぞ」といった応援の言葉で心が温まったとも語った
試合後、藤川監督は「緊張感はあると思うけど、次からはわれに返ってやってくれれば」と選手を励ます
そして、早川選手も「今後に生かさないと、きょうの投球は何も意味がなくなってしまう」と前向きな姿勢を示した
阪神の早川選手はプロ初登板ながらも、緊張からボークを犯すという思わぬ結果となりました。成績は良好であったものの、一軍での初めての舞台は厳しいものでした。今後、彼がどのように成長していくのかが楽しみです。
キーワード解説
- ルーキーとは?:プロのスポーツチームにおいて、初めての年にプレーする選手のことを指します。特に新入団選手がその年に一軍で試合に出ることをルーキーと呼びます。
- ボークとは?:投手が投球の際にルールを守らずに行動し、走者に不利な状況を生じさせた場合に判定される反則のことです。これが成立すると、相手チームに進塁が許されます。
- 防御率とは?:投手が与えた自責点の数を基に計算される指標で、投手の失点の少なさを示します。防御率が低いほど、優れた投手とされます。

