ロッテ・上田の初本塁打が幻に、降雨コールドで試合無効となる

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◇パ・リーグ ロッテ2―2ソフトバンク(2025年7月17日 北九州) 7月17日、北九州のスタジアムで行われたロッテ対ソフトバンクの試合は、降雨により6回の攻撃中に中断

その結果、6回の攻撃が無効となり、ロッテの上田選手が放った待望の本塁打が幻となってしまった

勝ち越し本塁打が幻に

試合は2-2の同点で迎えた6回の無死一塁、上田選手は相手投手の川口が投じた133キロのフォークボールを捉え、右翼ポール際に勝ち越しの2ランを放った

しかし、その後の降雨による中断が重なり、試合審判は降雨コールドを宣言し、試合は成立しないことになった

記録に残らない初本塁打

上田選手は両手で頭を抱え、その表情からは残念さが伺えた

すでに試合が成立する前にヒットを打つことが勝ち越しへつながったが、記録には残らず、本塁打も消滅した

その後、「記憶に残ったからいいんじゃないですか」と前向きな発言をした

ドラフト1位の期待が込められる

上田選手は2023年のドラフト1位選手で、昨年は出場機会が限られていた

今シーズンは開幕1軍入りを果たし、先日の再昇格以降はさらなる存在感を示している

「マリンで打てたらいいかな」と、次の試合への意欲も語った

類似の事例とその影響
今回のように降雨コールドによって本塁打が取り消された例は少なく、過去38年で4人目の珍事となった

この特例により、上田選手は他の選手たちとは異なり、プロ初本塁打が記録から消えるという特異な経験をした

野球には「正式試合」とする規程があり、一定の条件下でコールドゲームが宣言された場合、試合は終了し、得点で勝敗が決定される

今試合では得点があったが、攻撃が成立しない中でコールドとなったため、6回の記録が無効となってしまった

今回の試合は、上田選手の初本塁打が幻となってしまったことが非常に残念である。プロ野球の厳しいルールを改めて感じさせる出来事であり、このようなリスクがある以上、野球の面白さと同時に厳しさもあると考えさせられる。次回の試合での活躍に期待したい。
キーワード解説

  • 降雨コールドとは?——試合中の降雨によって試合が成立しない場合、その時点までの得点で勝敗を決めるルール。
  • 本塁打とは?——野球でバッターがボールを打ち、フェンスの外に飛ばし、すべての塁を回って得点を得ること。
  • コールドゲームとは?——天候などの理由で試合が成立せず、一定の条件下で試合を終了すること。

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