開幕時より1軍スタートを切ったものの、3月と4月の2ヶ月間は打率.133という低迷した成績が続いた
これを受けてオコエ選手は、5月に右肘のクリーニング手術を受ける決断を下した
手術後、6月に1軍へと再昇格し、17試合に出場した結果、月間打率は.321に達した
手術の経緯と復帰後の成績
オコエ選手は、手術を受ける前に「関節ねずみ」が原因で苦しんでいたと話すこの「関節ねずみ」とは、関節内に異物ができることで、動きが制限される状態を指す
他の野球選手により影響を及ぼす可能性があるものだ
彼は「投げられる・投げられないの問題だったが、バットを振るのが痛くて我慢していた」と振り返り、手術を受けたことで「思ったよりも早く戻れた」と喜びを表した
ただし、スローイングに関しては思うようにいかない部分があるという
オコエ選手の今季初打点
6月28日のDeNA戦では、オコエ選手は2点リードの6回、1アウト2、3塁の場面で登場丸佳浩選手が敬遠されたのを受けてバウアー投手に挑み、左中間への走者一掃の3点三塁打を放ち、今季初打点を記録した
このシーンは彼にとって自信を大きく取り戻す場面となった
オコエ選手は「相手からしたら丸さんよりも自分がナメられていると感じていたので、強い気持ちで打席に臨んだ」とコメントした
チームプレーへの意識
試合中、オコエ選手は「つなぎとしては物足りない」との見解を持ちつつ、「バントのサインが出たら意地でも決めるノーサインの時は監督が打って欲しいという意図がある」と、チームのために貢献しようとする意識を強調した
チーム状況は厳しいが、自身も必死にそこに食らいついていく意欲が見えた
丸選手との連携
丸選手もオコエ選手の活躍を喜びつつ、自身も開幕前にケガで苦しい状況にあったことから、「オコエ選手の姿は自分の勉強になる」と述べたお互いの経験を通じて成長し合える関係が築かれていることが伺えた
オコエ瑠偉選手の復活劇は、手術から短期間で様々な試合で実績を残すことで、多くのファンに感動を与えている。選手自身の努力と周りの支えが融合した結果であり、今後の活躍にも期待が持てる。
キーワード解説
- クリーニング手術とは？：関節内の異物を取り除くために行われる手術で、主に関節の機能を元に戻すことを目的とする。
- 関節ねずみとは？：関節の内部に異物ができる状態のこと。可動域に制限をもたらす可能性がある。
- リードオフマンとは？：主に打順の1番目に立つ選手で、出塁率が高く、チームの得点機会を広げる役割を果たす。
